電通の100%子会社である電通デジタル・ホールディングス(DDH)は16日、最先端の技術力を活用したデジタル事業の開発・提案を行う新会社「電通ブルー」を15日に設立したと発表した。年内をめどに営業を開始する予定。

新会社は、電通グループ初のテクノロジー・ブティック子会社となる。Webサービスやアプリなどの開発・運営を行うメディア事業、生活者の暮らしを高度化するデジタルライフツール事業、国内外でIoT(Internet of Things:世の中に存在するさまざまなモノにインターネット通信機能を持たせ、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと)の実用化を担うハードウェア事業などを手掛けるという。代表取締役社長は吉羽一高氏(電通デジタル・ビジネス局より出向)。資本金は1億円(別途資本準備金1億円)。

「電通ブルー」ロゴマーク

豊富な実績を持つ社外プロフェッショナルも参画可能な制度を準備し、積極的に人材採用と人的ネットワークの構築を進めることで、スタートアップ型の開発体制による新規事業の創出を目指す。併せて、テクノロジー・ブティックと呼ぶに相応しい最先端の開発基盤を整備し、グループ各社との協業を図りながら顧客ニーズを先取りしたデジタル事業を展開する。

営業開始に向けて、既に複数の新しいデジタル事業を開発しており、各事業の詳細については、今後電通ブルーが主体となって随時情報を発信していくとしている。