10月11日より全国でイベント上映がスタートした『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』と、12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の2作品が、連続劇場公開のヒットを祈願して、世界遺産である広島県・嚴島神社を訪れた。

嚴島神社の本殿を訪れた西崎彰司氏(左)とヤマトガール

ヒット祈願は、去る9月25日に嚴島神社の本殿にて厳粛に行われ、ボイジャーエンターテインメントの代表取締役で、本作の企画プロデューサーを務める西崎彰司氏と森雪のコスプレをしたヤマトガールが訪問。神聖な雰囲気の中で劇場映画『宇宙戦艦ヤマト2199』のヒットを祈願した西崎氏は、「広島は、呉などがありヤマトゆかりの地であること、昨年のTV放送が好視聴率を記録したことなどから、このたび広島に伺いました」と祈願へ出向いた経緯を説明し、「歴史の深い世界遺産・厳島神社でヒット祈願をさせていただき、感動いたしました」と話した。祈願後にはシンボルである大鳥居をバックにフォトセッションも実施。この模様は、RCC(中国放送)の人気番組『イマなまっ!』でもオンエアされている。

そして、このたび『宇宙戦艦ヤマト』と「日本三景観光連絡協議会」がコラボレーションを行うことも発表。「日本三景(宮島、天橋立、松島)」は、江戸時代に全国を行脚した儒学者の林春斎が、卓越した三つの景観として『日本国事跡考』に紹介したのが始まりと言われており、生涯一度は訪れたい名所として親しまれている。この日本三景の景観を守ってきた日本三景観光連絡協議会が設立されたのが1974年12月で、今年で40周年。同じく1974年にTVアニメの放送がスタートした『宇宙戦艦ヤマト』が同じ40周年を迎えること、そして「青い海、緑の故郷を守る存在」という観点から今回のコラボが実現したという。

このコラボは今年7月~2015年春まで行われ、期間中は丹後海陸交通路線バス天橋立地区(宮津~伊根間)でラッピングバスが運行。天橋立観光船「かもめ号」では往復記念切符の販売や、船内ナレーションを古代進役の小野大輔や岬百合亜役の内田彩が担当する。10月28日、29日には「大阪~宮島コース」、11月下旬には「仙台・松島コース」を巡る「宇宙戦艦ヤマト2199×日本三景ツアー」など、さまざまなイベントが予定されている。

『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、10月11日より全国でイベント上映が順次スタート。2014年12月6日からは完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会