住信SBIネット銀行はこのたび、「インターネット・バンキングによる口座不正使用補てん規定(法人の顧客)」を制定し、法人の顧客がインターネット・バンキングによる預金などの不正な払戻しに関する被害を受けた場合、同社所定の範囲内で補てんを行うこととしたと発表した。

法人の顧客は必ず確認するようにとしている。

同取組みは、全国銀行協会より公表された7月17日付「法人向けインターネット・バンキングにおける預金等の払戻しに関する補償の考え方」を踏まえ対応するもの。

補てん概要

下記の適用条件のすべてに該当するときは、同社は顧客の請求に応じて年間1,000万円を限度として補てんする。ただし、顧客のセキュリティ対策の状況、利用状況等を考慮し補てん額の全部または一部を減額する場合がある。

<適用条件>

(1)ユーザーネーム、各種パスワードおよび認証番号の詐取・盗取に気づいてからすみやかに、同社への通知が行われたこと

(2)同社の調査に対し、顧客より十分な説明が行われていること

(3)同社に対し、警察署に被害事実等の事情説明をしていること。その他の詐取・盗取にあったことが推測される事実を確認できるものを示していること

顧客に実施してもらいたい各種セキュリティ対策

同社インターネット・バンキングを利用するにあたり、同社所定のセキュリティ対策を実施してもらいたいとしている。

(1)利用するPCへ「PhishWallプレミアム」をインストールすること

(2)「スマート認証」を登録・利用すること

(3)受信可能な最新のメールアドレスを登録し、メールサービス「振込」にて必ずメール通知がされるように設定すること

<登録内容の変更方法>

同社WEBサイトにログインし、メールサービス画面[口座情報>メールサービス]で変更できる

被害にあった法人の顧客は、同社カスタマーセンターまで連絡してほしいとしている。