総務省は26日、2014年8月の全国の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比3.1%上昇の103.5となり、15カ月連続で上昇した。上げ幅は前月より0.2ポイント縮小した。前月比では横ばいだった。

生鮮食品を除く総合指数の動き(出典:総務省統計局Webサイト)

総合指数は103.6で、前年同月比では3.3%上昇、前月比では0.2%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.7で、前年同月比では2.3%上昇、前月比では0.1%上昇となった。

総合指数の前年同月比の変動に対する各項目の寄与度を見ると、ガソリン、電気代などの上昇幅が縮小したエネルギーにより総合の上昇幅が0.18ポイント縮小したほか、生鮮食品を除く食料により総合の上昇幅が0.02ポイント縮小。また、教養娯楽用耐久財により総合の上昇幅が0.03ポイント縮小した。

同省は併せて、2014年9月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.6%上昇の102.0となり、17カ月連続で上昇した。なお、前月比は0.1%下落し、2014年1月以来8カ月ぶりの下落となった。

総合指数は102.3で、前年同月比では2.9%上昇、前月比では0.2%上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は99.8で、前年同月比では2.0%上昇、前月比では0.2%下落となった。