マネースクウェア・ジャパンはこのほど、ビジネスシーンにおける冠婚葬祭費用の相場など、職場で習慣化されている「お付き合い費」について調査し、その結果を発表した。

同調査は、2014年8月18日~20日の期間にインターネット上で行われ、関東1都3県、関西2府2県在住の20歳~59歳の個人400人から有効回答を得た。

まず、結婚式に出席した場合の祝儀を尋ねると、平均相場(中央値)は「3万円」。一方、葬儀に参列した場合の香典の平均相場(中央値)は「5,000円」となった。

関東・関西のエリア別に職場ではどんな付き合い習慣があるか聞くと、ともに1位「結婚祝い(出席できない場合)」、2位「出産祝い」、3位「退職祝い」との順に。東西の習慣の違いを見ると、「結婚祝い」では関西エリアの方が1割程度多かったのに対し、「誕生日祝い」では関東エリアの方が1割程度多くなっていた。

職場のお付き合い習慣について、東西で比較

職場の付き合いとして贈っているものトップ3を東西で比べると、結婚祝いについては、ともに1位は「現金」となったが、2位は関東が「キッチングッズ・食器」、関西は「商品券」。出産祝いは、東西ともに1位「現金」、2位「洋服(ベビー服など)」、3位「商品券」。退職祝いは、関東の1位は「花・観葉植物」、関西は「現金」となった。これらの結果から、関西の方が「現金」「商品券」を贈る傾向があることがわかった。

職場の付き合いにおける"お返し必須項目"は、「結婚祝い」「出産祝い」「病気見舞い」となった。