総務省統計局は18日、2013年の「家計調査報年報 貯蓄・負債の概況」を発表した。それによると、2人以上の世帯における1世帯当たりの負債現在高は平均499万円となり、前年より30万円(6.4%)増加した。

負債現在高階級別世帯分布-2013年-(2人以上の世帯)(出典:総務省統計局Webサイト)

2人以上の世帯のうち、勤労者世帯の負債現在高は平均740万円と、前年比で45万円(6.5%)増加した。

負債現在高階級別世帯分布-2013年-(2人以上の世帯のうち勤労者世帯)(出典:総務省統計局Webサイト)

負債保有世帯に限って見た場合、2人以上の世帯における負債現在高の平均は前年比83万円増の1,291万円、中央値は同119万円増の981万円。勤労者世帯の負債現在高の平均は同69万円増の1,369万円、中央値は同103万円増の1,180万円だった。

負債年収比(負債現在高の年間収入に対する割合)を見ると、2人以上の世帯では前年比3.6ポイント上昇の81.0%、勤労者世帯では同3.9ポイント上昇の104.5%となった。

2人以上の世帯に占める負債保有世帯の割合は前年比0.2ポイント低下の38.7%、勤労者世帯では同0.5ポイント上昇の54.0%となった。

2人以上の世帯について負債の種類別に負債現在高を見ると、負債現在高の89.8%を占める住宅・土地のための負債は448万円で、前年より27万円(6.4%)増加。勤労者世帯では、住宅・土地のための負債は687万円で、前年比39万円(6.0%)増加した。

負債保有世帯のうち負債超過額が最も多いのは世帯主が30~39歳の世帯で、負債現在高は1,735万円だった。