「第5回AKB48じゃんけん大会」が17日、東京・日本武道館で開催され、NMB48兼SKE48の"みるきー"こと渡辺美優紀の優勝で幕を閉じた。AKB48の論客としても知られる小林よしのり氏と宇野常寛氏。開催に先駆けて発売された公式ガイドブックで2人は対談し、そこで渡辺美優紀の優勝を予想していた。
2010年から毎年開催されているじゃんけん大会は、AKB48グループメンバーがトーナメント方式でじゃんけん対決をするイベント。昨年まではAKB48シングルの選抜16人を決める目的で行われ、優勝者にはセンターの座が授与されていた。今年は、優勝するとソロデビューが約束され(これまでソロデビューしたことがあるメンバーはソロシングル+コンサート)、2位から16位までのメンバーは2位をセンターとしたカップリング曲の選抜となる。
『AKB48 じゃんけん大会 公式ガイドブック』(光文社)は、毎年同イベント開催前に発売されている雑誌。インタビューや注目対決の解説、撮り下ろしグラビア、名鑑、番記者や著名人の優勝予想コラムなどで構成されている。ファンのみならず、記者にとっても必需品の一冊。その中で、「AKB48 二大論客が白熱完全予想! 優勝はこのメンバーだ!!」と題し、小林氏と宇野氏の対談企画が組まれた。
同企画は、2人が語り合いながら勝ち上がるメンバーを予想するというもの。ほぼ運に左右されるのが「じゃんけん」。それでも2人はソロデビュー時の想定、注目度やここ最近の活躍ぶり、大会の盛り上がりなどの観点から判断していく。お互いの推しメンがぶつかり、話し合いでも勝者が決まらない場合は2人による「代理じゃんけん」が行われる。
渡辺美優紀はHグループのシード枠からの出場。小林氏は「みるきーが勝ったほうが面白い」と語り、宇野氏はこれに同意しながら、渡辺が早くも来年の総選挙を見越しているという噂がもとで"逆襲のみるきー"と言われていることを例に挙げた。決勝の相手として予想したのは、これまで4回出場してすべて初戦敗退し、小林氏が「このあたりで光が当たる可能性がある」「来るよ、そろそろ」と読む宮崎美穂(AKB48)。実際の結果はベスト8に残る活躍ぶりで今大会を盛り上げた。
最終的に優勝者として予想したのは渡辺美優紀。小林氏は「とんでもない結果を作り出してしまった。でも、このシナリオどおりにいったら、めちゃくちゃ面白いよ」、宇野氏は「逆襲モードのわるきーの気迫に、僕たちの無意識が釣られたということなのかもしれません。もはや誰も彼女を止められない時代の到来を予感します」と語っていた。
■第5回じゃんけん大会の結果
<1位>
渡辺美優紀(NMB48チームBII/SKE48チームS)
<2位>
小嶋陽菜(AKB48チームA)
<3位~4位> ※順位未確定
川本紗矢(AKB48チームB)
岩立沙穂(AKB48チーム4)
<5位~8位> ※順位未確定
大和田奈那(AKB48チームB)
宮崎美穂(AKB48チームK)
永尾まりや(AKB48チームK)
小谷里歩(NMB48チームN/AKB48チーム4)
<9位~16位> ※順位未確定
柏木由紀(AKB48チームB/NMB48チームN)
東由樹(NMB48チームM)
荒井優希(SKE48チームKII)
朝長美桜(HKT48チームKIV/AKB48チームB)
岡田奈々(AKB48チーム4)
佐藤妃星(AKB48チーム4)
中西智代梨(AKB48チームA)
内田眞由美(AKB48チームK)
(C)AKS