お笑い芸人の小籔千豊が主催する音楽とお笑いのフェス「コヤブソニック2014ファイナル」が13日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開幕し、AKB48、NMB48が出演した。
3日間にわたって行われる「コヤソニ」のトップバッターを務めたNMB48は「ナギイチ」、「僕らのユリイカ」など5曲を披露。続いて登場したAKB48は、「会いたかった」などヒット曲を熱唱。「恋するフォーチュン・クッキー」では、NMBに小籔、レイザーラモンらもダンスで参加し、超満員の観客を喜ばせた。
MCでは、AKBのメンバーに小籔から無茶ぶりが。"乳首を4回触られると変な踊りを始める"というギャグを持つ吉本新喜劇の今別府直之の乳首を触るようリクエストされたが、ブリーフ一丁で上半身は裸という今別府だけに、メンバーは「ええっ!」と騒然。だが、「まずは総監督から」と小籔から指名された高橋みなみが「公の場で人の乳首に触るとかしないですから!」と抵抗を試みるも、今別府の生乳首に触るはめに。ラジオ番組で共演しているケンドーコバヤシから今別府の噂を聞いていたことを明かし、「『会ったら蹴飛ばしとけ。俺が許可する』と言われました」とアイドルとのふれあいに有頂天の今別府にキックをお見舞いしていた。
しかし、無茶ぶりはこれで終わらず、気をよくした今別府が大胆にもセンターの渡辺麻友を指名。これには"総監督"の高橋が「それだけはダメです!」と必死でNGを出し、代わりに指原莉乃が触ることに。渋々ながらも意を決して乳首タッチの大役を務め、今別府を踊らせた指原は、「なんか縁起がいい感じがします」とコメントし、笑いを誘っていた。
さらにステージでは「1年前にAKBを卒業した"いっちゃん"」という設定で、吉本新喜劇のベテラン俳優・島田一の介が乱入する一幕も。ロングヘアのヅラにばっちりメイク、AKBメンバーと同じスパンコールのミニスカを身につけて現れた一の介に「あっちゃんやったらわかるけど、いっちゃんって何やねん!」と小籔からツッコミが飛んだが、峯岸みなみや高橋、小笠原茉由は「こんなとこで会えるなんて!」「久しぶり!」と"いっちゃん"との再会を喜ぶミニコントをノリノリで演じ、会場を盛り上げた。
出演後に行われた会見では、小籔がAKB48とNMB48のコヤソニ初出演が叶った経緯について「老若男女みんなが喜んでくれるアーティストに出ていただきたいとオファーしたら快諾してくださった」と話し、「(2組のステージに)お客さんはもちろん、舞台裏でもスタッフが足を止めてモニターに見入っていた。全員が歌を知ってて、盛り上がるのはやっぱりスゴイなと思いました」と国民的人気グループのパワーに改めて圧倒された様子。一方、AKBメンバーは渡辺が「とても楽しくて、今までになかったような芸人さんとのコラボが新鮮でした」と笑顔を見せ、峯岸は「(初共演した一の介と)次は吉本新喜劇で一緒に! と約束しました。また共演するのが楽しみ」とさらなる大阪のコテコテコメディーにも意欲満々。そんな中、今別府の乳首の感触を聞かれた指原は「わりと堅めで、芯がありました」と素直すぎる感想を明かし、小籔を「今別府の乳首はアルデンテ?」と爆笑させていた。