Q.独身の友人にイラッとすることはありますか?

「ねえねえ今度、熱海に行かない?」って、簡単に言ってくれちゃうけど、ダンナも子どももいるから無理に決まってんでしょー。独身女、腹立つー!! 今回はマイナビニュース会員のうち既婚男女371名に、独身の友人にイラッとする瞬間はあるか聞いてみた。

Q.独身の友人にイラッとすることはありますか?

はい (男性)6.4%/(女性)12.0%
いいえ (男性)93.6%/(女性)88.0%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)それはどうしてですか? イラッとするのはどんなときですか?

■飲みに誘われても……
・「飲みに行った時、早く帰りたいのになかなか帰してくれなかったりすること」(33歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「時間の感覚がちがうようで、遅い時間まで付き合わせようとする」(31歳女性/その他/事務系専門職)
・「独身時代の感覚で平日の夜などに飲みに誘ってくるとき」(24歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「付き合いが悪くなったって言われること」(29歳男性/自動車関連/営業職)
・「やっぱり時間が限られるようになったけど、そのことに対して理解がまるでない時」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

■経済事情もまるで違う
・「豪華な食事に誘われた時」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「婚姻者の経済事情等を無視して、飲み会に誘ってくるため」(55歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「海外旅行に誘われても行けないと言ったら、嫌味を言われるから」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「常に、自分と、自分の趣味ばかりにお金を投入していて、家庭のことなど、反省しないこと」(46歳女性/その他/その他)
・「お金の使い方とか見てると、うらやましくて腹が立つ」(41歳男性/自動車関連/技術職)

■自由すぎる行動に
・「自由に旅行など謳歌しているとき」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「毎晩飲み歩きといわれるとイラッとする」(31歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「コンパばっか行ってる」(40歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「決めた時間などがルーズ」(29歳女性/生保・損保/営業職)
・「自由な生活スタイルを送っている時に、正直うらやましさを感じて」(35歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)

■独身を満喫する姿に苦言
・「フリーだったときは散々呼び出されても駆けつけたりしたのに、彼氏ができた途端連絡が途絶えたり忙しいと言われた」(33歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「いい年して自分のことしか考えていない」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「遊んでばかりで将来を考えていないと思うので」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「結婚したいと言いつつ、独身生活を満喫しているし、結婚相手を選び過ぎていて、本当に結婚したいのかわからない」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

■結婚・子育てに関するあつれき
・「結婚=幸せとばかり決めつけられる」(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「結婚しているというだけでつっかかってきたりするから」(30歳女性/通信/事務系専門職)
・「独身であることを自虐ネタにされてもコメントに困る」(29歳女性/その他/その他)
・「子育ての経験ないくせに、分かったような事を言われたとき」(26歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「子供が幼稚園に行って、自由時間が増えたね、と言われる……自由って、仕事だけじゃなくて家事もあるから、少なくともあなたよりは忙しいですよ、幼稚園は親参加の行事も多いから、調整も大変だし」(32歳女性/小売店/販売職・サービス系)

■総評
独身の友人の発言や行動に、ついイラッとしたことが「ある」という既婚男性は6.4%、既婚女性は12%という結果になった。

最も多かったシチュエーションは「飲み会」に関するもの。早く帰りたいのに遅くまで付き合わせる、平日の夜に誘ってくる、また断ると「付き合い悪いな」と言われてしまった、など、時間制限のない独身者からの飲み会の誘いは、既婚者にとってはイラッとくるようだ。また、お金も自由にはならない既婚者にとって、豪華な食事や海外旅行などに誘われたときも、「少しは気を遣えよ!」とイライラが募るよう。相手がまるで理解がないことに対して腹が立っていると同時に、「うらやましくて腹が立つ」という気持ちも半分あるようだ。

独身の人が趣味や自分の好きなことばかりにお金や時間を費やしている姿も、うらやましさ半分でイラっとするよう。コンパや飲み会に明け暮れ、「結婚したい~」と言いながらも遊びまくって真剣に相手を探している様子もない……そんな独身者の姿を「いい年して」「将来を考えてない」と既婚者は冷ややかな目で見ていた。

女性は、「結婚」や「子ども」に関する話題で既婚者と独身者のバトルが勃発しているよう。結婚に関しては「つっかかってくる」「幸せと決めつけられる」など、独身者のやっかみ混じりの態度を感じて、既婚者も反発していた。子育てや育児は「分かったようなことを言われる」という声があった。独身者も「子どもを産んだことないくせに」と攻撃されるのを恐れての防御かもしれず、この辺りはお互いさまなのかもしれない。

独身者も既婚者も、それぞれに幸せがある。自分の幸せを相手に押し付けず、お互いの状況を尊重しながらつきあっていきたいものだ。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2014年7月2日~2014年7月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性171名/女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません