セブン銀行はこのたび、エヌ・ティ・ティ・データ(以下NTTデータ)と協働し、全国に約2万台設置されている全てのセブン銀行ATMで、2015年12月頃より海外発行カードのICチップ取引対応(EMV(※1))を実施すると発表した。

※1 EMV[イーエムブイ] 金融関連取引用ICカードの世界共通仕様。Europay(ユーロペイ)、MasterCard(マスターカード)、Visa(ビザ)の3国際ブランドの頭文字を取って名付けられている。

この対応により、海外で発行されたIC付キャッシュカード及びクレジットカードでの取引をより安全に行うことができるようになり、国際的な金融犯罪等へのより強固な対策が図られるという。 このたびセブン銀行はATMにおけるICカードの読取対応などを行い、NTTデータはCAFIS(R)(※2)におけるICカード取引電文対応を行う。

※2 CAFIS(R)[キャフィス、Credit And Finance Information System] NTTデータが提供するオンラインクレジット情報サービスの名称。クレジットカード会社や金融機関等を通信回線で結び、入出金情報をオンラインで中継するシステム。(「CAFIS(R)」はNTTデータの登録商標)

セブン銀行ATMでは、2007年より海外発行カードで日本円を引き出すことができるサービスを提供してきた。今後も外国人観光客の多く訪れる商業施設、空港、観光地などへのATM設置を推進し、政府が推進するビジット・ジャパン・キャンペーンに貢献していくとしている。