「協会」という呼び名がつくと、堅いイメージの団体をつい思い浮かべてしまいますが、最近の「協会」は実に幅広い業界で、バラエティー豊かな活動をしています。そこで「この協会は一体何を?」とつい気になってしまう、めずらしい協会を3つご紹介します。

■無料で餃子コンシェルジュになれる、「日本餃子協会」

「餃子」を愛し、「餃子」を通して、日本を元気にするために活動している「日本餃子協会」。メインの活動は餃子の普及ですが、餃子で町興しをしようという地域や団体向けに情報を発信したり、各地の美味しいご当地餃子を紹介したり、ご当地の食材を使った餃子の商品化・流通・販売までをお手伝いしたりなど、「ご当地餃子」を活性化するための活動も活発です。

日本餃子協会の協会員になりたい場合は、日本餃子協会HPより無料会員登録するだけ。会員になった方は自動的に「餃子コンシェルジュ」という名称が与えられ、その証として缶バッチやマグネットシートがもらえます。会員活動では、餃子コンシェルジュとしてSNSやブログを使って、餃子最新情報や日本餃子協会のPR活動を行えるようになります。

■一般社団法人「日本ふんどし協会」

「1億2000万人総ふんどし化計画」という目標を掲げ、斬新な手法でふんどし文化の再興・活性化を目指している「日本ふんどし協会」。メディアで紹介されることも多く、認知度の高い協会です。SNSを積極的に活用し、有名企業や著名人を「ナイスふんどし」という合言葉で巻き込んでいったのが、ふんどし協会の認知度をあげるのに大いに役立っているとか。

また、この協会では男性だけでなく、女性にもふんどしの普及活動を勧めており、「ふんどし女子」ブームの火付け役としても注目を集める存在に。現在、女性向けのおしゃれなふんどし、「おしゃふん」が各メーカーから発売されており、ふんどし女子はじわじわ増殖している模様。今後ふんどしがどうなっていくのかと共に、ふんどし協会が次にどんな活動を行っていくのか、目が離せません。

■マジメすぎる? 世界平和実現を目指す、「日本カレーパン協会」

単なるカレーパンの普及を目指す協会かと思いきや、「カレーパンで世界平和の実現」という壮大な目標に挑んでいるのが、日本カレーパン協会です。この協会ではカレーパンで世界平和を実現するために、こんなスローガンを打ち立てています。以下、一部抜粋です。

「私たち日本カレーパン協会は、争い・孤独・貧困など、あらゆる問題をやさしくカレーパンに包み込み、国内はもとより世界中の人々とカレーパンを通じて連帯し、笑顔あふれる平和な世の中を創造します」
(出典・日本カレーパン協会「カレーパン協会とは?」)

また日本カレーパン協会のカレーパン検定を受け、試験に合格すれば「カレーパンタジスタ」という称号が与えられ、カレーパンのスペシャリストとしての活動が許されるとか。日本カレーパン協会はカレーパンへの情熱にあふれた、限りなく真面目な協会です。

今回ご紹介した協会以外にも、ビックリするような活動をしている協会はたくさんあります。ぜひ、みなさんもおもしろい協会を探してみてくださいね。

(画像は本文と関係ありません)