明治安田生活福祉研究所は7月10日、「結婚」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

「20・30代男性の、恋人および配偶者との出会い方」

恋人や配偶者との出会いのキッカケとは!?

調査ではまず、20代・30代の交際経験がある男女を対象に、恋人や配偶者との出会い方について教えてもらった。その結果、未婚男性の恋人との出会いは、「学生時代」「友人の紹介」「同じ職場」といった回答が上位となった。また、配偶者との出会いについても聞いたところ、「同じ職場」がトップ、次いで「友人の紹介」という結果に。ほとんどの人が、職場や友人を介して出会った人と結婚に至っていることがわかった。

なお、30代では「SNS(4.1%)」や「婚活サイト(5.4%)」を配偶者との出会いのキッカケとしている人も。調査では「インターネットを介した結婚は、今後も増加していくことが想定される」としている。

「20・30代女性の、恋人および配偶者との出会い方」

一方女性はというと、未婚女性が恋人と出会うキッカケは、男性と同様に「同じ職場」「学生時代」「友人の紹介」が上位を占めたが、「同じ職場」と回答した人が、20代・30代ともに男性よりも多かった。

また、配偶者との出会いについても、「同じ職場」と回答した人が最も多く、次いで「友人の紹介」「学生時代」と続いた。30代女性は、「サークル」「会員制の結婚相手紹介所」「婚活サイト」「婚活パーティー」といった項目で20代を上回り、積極的に出会いを求める行動が結婚につながっているケースも割と多いようだ。

およそ4割が「婚活が結婚への効果アリ」と回答

「婚活経験の有無」

次に20代~40代の男女に「婚活の経験があるか」と尋ねたところ、いずれの年代も女性の方が婚活経験が多いことがわかった。男性は年齢が上がるに連れて婚活経験の割合が上昇しており、「40代」で40.4%だった。一方女性は、「30代」が婚活のピークで、その割合は56.1%と過半数に達した。

「婚活は現実の結婚につながったか」

続いて、婚活経験のある既婚者を対象に、婚活が結婚に結び付いたかどうかを調べた結果、男女ともに4人に1人(男性27.9%、女性24.9%)が、婚活で出会った人と結婚しているとのこと。さらに、「婚活で出会った人ではないが、結婚につながった(男性12.6%、女性15.4%)」と回答した人も合わせると、婚活経験のある4割の人が、婚活が実際の結婚に何らかの効果をもたらしたと考えていることがわかった。