香川県・観音寺市の観音寺市観光協会は、同協会の発足1周年に合わせ、公式キャラクター「わたまねこ」を作成した。同協会は観光・観音寺のシンボルとして本格的に新しいキャラクターを売り込んでいく。

公式キャラクター「わたまねこ」

好物は特産の「いりこ」

「わたまねこ」は、招き猫をモチーフに同市の銭形砂絵「寛永通宝」や大野原特産のタマネギ、豊浜の綿を採り入れたゆるキャラ。好物は同市の特産「いりこ」で、夢は「涙を流さずにタマネギを切ること」であるという。顔としっぽ部分の綿は「ふわっとした綿で、観光客を温かく迎える」ことを表現している。

公式キャラクター考案の中心になったのは、2013年夏に同市の伊吹島で開催した「瀬戸内国際芸術祭2013」に、スタッフとして関わった若手女性ら9人。「ぜにがたつむり」「玉ねこちゃん」など数々のアイデアの中から、最終的に3地区の名所や特産を盛り込んだ「わたまねこ」が選ばれた。

現在、「わたまねこ」は同協会の封筒や印刷物程度の露出となっているが、今後は着ぐるみの作成やイベントデビューも視野に入れているという。