山口県下関市観音崎町の永福寺で、同寺に伝わる幽霊画が御開帳される「幽霊まつり」が行われる。開催日時は7月17日、18時~21時まで。

孝行娘の思いが伝わる永福寺

年に1度の幽霊の掛け軸公開

同祭りでは、永福寺に伝わる幽霊の掛け軸を公開する。その由来は、約300年前に同寺の門前にあった海産問屋に由来するそうだ。不仲な両親を心配しながら亡くなった問屋の娘が、あるとき幽霊となって永平寺に現れた。彼女は両親に仲良くするよう言い聞かせてほしいと願いを伝え、ふびんに思った住職が描いたものと伝えられる。その娘の命日に、毎年祭りが開かれるようになったとのこと。

また、お堂の前でたかれる線香にあたると無病息災で過ごせると伝えられ、毎年多くの人が訪れにぎわいを見せる。