JR西日本は27日、北陸本線寺井駅の駅名改称を決定し、北陸信越運輸局へ事業基本計画変更届出書を提出したと発表した。新駅名は、「能美根上(のみねあがり)」となる。

写真は金沢近郊の北陸本線を走る521系

JR寺井駅の所在地は石川県能美市大成町。同市は2009年、旧寺井町・根上町・辰口町の3町が合併し、誕生したが、寺井駅は開業当初から旧寺井町ではなく、旧根上町に位置していたという。能美市は市内唯一の鉄道駅機能を有する寺井駅周辺地区の整備事業を進めており、今年3月に橋上化された新駅舎と自由通路が完成。駅名改称についても検討されてきた。

JR西日本は駅名改称理由について、「市の名称と旧の駅所在地名を合わせた駅名とし、駅および周辺地域の知名度向上につなげるとともに、地元能美市から、市の玄関口にふさわしい一体感の持てる駅名として、『能美根上』への変更要望があった」と説明。北陸新幹線金沢開業に合わせ、2015年春の駅名改称を予定している。