ハンバーガーをふだんよく食べる人でも、その塩分量は知らない人が多いだろう

「塩分の多い食べ物は体に悪い」と頭ではわかっていても、得てしておいしい物や嗜好(しこう)品は塩分が多いもの。とはいえ、実際に自分がどれぐらいの塩分を一日に摂取しているかを知ることは、自分の健康状態を知る上で大事なこと。それでは、ふだん私たちがよく利用するであろうファストフードにはどれぐらいの塩分が含まれているのだろうか。ロッテリアで検証してみた。

今回はロッテリアのホームページ内にあるロッテリアメニューの栄養成分表に記載されている各メニューのナトリウム量を参考にして、ロッテリアの塩分量が多いバーガートップ5一覧をまとめた。参考のために食塩相当量も併記した(ナトリウム量および食塩相当量は1個当たり・メニューおよび栄養成分は6月5日時点)。


1位: 「タワーチーズバーガー(10段)」(食塩相当量10.5g / ナトリウム4,039mg)

2位: 「大勝軒元祖つけ麺バーガー(メガ盛)」(食塩相当量6.8g / ナトリウム2,689mg)

3位: 「大勝軒元祖つけ麺バーガー(特盛)」(食塩相当量6.1g / ナトリウム2,397mg)

4位: 「大勝軒元祖つけ麺バーガー(大盛)」(食塩相当量5.3g / ナトリウム2,106mg)

5位: 「大勝軒元祖つけ麺バーガー(並盛)」(食塩相当量4.6g / 1,814mgl)

塩分量が多いバーガーの1位の座には、カロリー同様、「タワーチーズバーガー(10段)」がランクインした。2位以降は、つけ麺の元祖とされている「東池袋 大勝軒」とコラボレートした「大勝軒元祖つけ麺バーガー」シリーズが続いた。

文部科学省が公表している「五訂増補日本食品標準成分表」によると、即席中華麺の可食部100gあたりのナトリウム量は2,200mg。通常サイズのカップ麺は100g以下の物が多いことから、「タワーチーズバーガー(10段)」は、カップ麺2個分かもしくはそれ以上の食塩を含んでいるといってもよさそうだ。

日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要 では、一日あたりの食塩相当量は男性で8.0g未満、女性で7.0g未満を目標量としている。特にふだんよく食べている食品は、おおよそどれぐらいの塩分を含有しているのか、この機会に覚えておいてはいかがだろうか。

写真と本文は関係ありません