ANAグループは6月11日、就航している空港を通じて客室乗務員(以下、CA)が全国47カ所の赤十字病院を訪問し、すずらんの花と入院患者へしおりを届けた。現在、ANAとコラボレーションしているAKB48のメンバーも、CAとともにすずらん活動に参加した。

ANAのCAとAKB48のメンバーが、すずらんとともに幸せをお届け

59回目の"しあわせ・幸福の再来"

この活動は、日本赤十字社の名誉副総裁であった高松宮宣仁親王の発案により、昭和31年(1956)から毎年実施しているANAグループの伝統的な社会貢献活動のひとつ。すずらんの花言葉"しあわせ・幸福の再来"の通り、人々の幸せを願ってANAグループが各地の病院で行っている。今年ですずらん活動は59回目となった。

各病院にはその都道府県出身のCAが訪問。北海道千歳市近郊で咲いたすずらんの花約300鉢が、各病院に贈呈された。患者に贈られたしおりは、ANAグループ社員が心を込めて作成したもので、しおりからはすずらんがほのかに香る。なお、しおりの数は全病院で約1万7,000枚にもなった。

AKB48のメンバーも活動に参加

ANAとAKB48は2013年より、アジアをテーマにした「Challenge for ASIA by ANA × AKB48」プロジェクトを通じてコラボレーションを展開しており、今回のすずらん活動も2013年に引き続きともに実施。大森赤十字病院(東京都大田区)には、CAとともにAKB48の峯岸みなみさん、加藤玲奈さん、小嶋菜月さん、名取稚菜さんが訪れ、患者にしおりを贈るとともにコミュニケーションを交わした。

「ANAすずらん贈呈式」の前に患者と触れ合った小嶋さんは、「私は91歳のおばあちゃんとお話させていただいたのですが、涙を浮かべながら『ありがとう』と言ってもらえたことに、胸を打たれてしまいました」とコメント。また、産後3カ月の母子と触れ合った峯岸さんは、「女の子だったので、『将来、AKBに入ってほしい!』と伝えました」と語った。