丹平製薬はこのほど、「家庭での虫歯予防」についてのアンケート結果を発表した。同調査は2013年11月29日~12月23日にインターネット上で実施した調査をまとめたもの。

子どもの歯が抜けたら屋根に投げる人は約半数

子どもの歯の健康な成長を祈念する文化が徐々に薄れつつある

「下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯は縁の下に投げる」 という風習について、 親自身は約8割が実践したことがあると答えたが、子どもに対し実践している・しようと思っているという回答は51%だった。

子どもに歯磨きをさせる際の工夫は「歯磨きをしたらほめる」

子どもが歯を磨いたらほめる人が多い

「子どもに歯磨きをさせる際の工夫」の1位は「歯磨きをしたらほめる」、2位は「ママやパパも一緒にハミガキをする」、3位は「子供に自分で磨かせる」となった。その他としては、「歌を歌いながら」「口の中に虫歯菌がいると怖がらせる」といった項目が上位にあがった。

歯科医が推奨する正しい仕上げ磨きができている家庭はわずか1.6%

歯1本あたり3回~5回しか磨かない人が多い

仕上げ磨きの方法として、歯垢はなかなか取れないため、軽い力で1カ所あたり20~30回磨くことが推奨されている。しかし調査の結果、1カ所あたり「10回未満」が8割。「20~30回」磨いている家庭は1.6%にとどまった。

親自身の虫歯経験が子供の虫歯予防に大きく影響

子どもの虫歯について無関心な人は少数派

「子どもの虫歯予防への意識がとても高い」と回答した人は、親自身が虫歯でのつらい経験がない場合は15.3%であるのに対し、親自身が虫歯でのつらい経験がある場合は23.2%となった。