国際興業は5月16日から1年間、飯能駅周辺の市街地中心部にて路線バスの運賃を大人100円、子供10円均一とする「飯能ワンコインゾーン実証実験」を実施する。

飯能市・日高市内を運行している「ヤマノススメ」ラッピングバス

飯能駅周辺には、飯能銀座商店街をはじめとする商業施設や、天覧山・飯能河原といった観光スポット、市役所などの公共施設が集中していることから、通常180円(IC運賃175円)の運賃をワンコインとすることでバス利用を促進し、家族連れの買い物客や観光客など新規利用者の獲得を図る考え。ワンコイン料金の適用区間は、飯能駅~飯能河原(旧・市立図書館)間、飯能駅~飯能高校間、飯能駅~市役所前間。実証実験のため、期間終了後は通常運賃に戻す可能性もあるとのこと。

同社はその他にも、地元小学生にバスの乗降方法や安全マナーを教える「バス教室」の開催、飯能市を舞台にしたアニメ『ヤマノススメ』ラッピングバスの運行など、バス利用の促進と飯能市の地域活性化への取組みを実施している。

『ヤマノススメ』ラッピングバスは、ワンポイントラッピングを施した1号車が昨年8月に運行を開始。4月29日からは、市内観光名所を配した2号車と市内の風景をイメージした3号車も追加され、3台体制で飯能市・日高市内を運行している。