男性に愛されるためには、「与えられた仕事を一生懸命にやる」「甘えすぎない」「完璧すぎない」の3つのポイントを押さえることが重要

女性の皆さん、あなたは男性に愛されていると思いますか。男友達はたくさんいるのに、なぜか彼氏ができないと嘆いているアナタ、「私の周りの男性は異性に興味がないんじゃないか」と開き直る前に知ってほしいポイントが3つあります。そのポイントについては、大学の恋愛心理学の授業で学生たちにも話していることなのですが、「与えられた仕事を一生懸命にやる」「甘えすぎない」「完璧すぎない」という3つです。なぜ、この3つが大事なのか、今日は心理学的な視点も踏まえて紹介します。

高校生や大学生の皆さんなら学校の課題、社会人の皆さんなら日々の業務としてやらなくてはいけないことがたくさんありますよね。ですが、それらがすべて自分の得意なものとは限らず、苦手なものだったり、初めて取り組むものだったりします。だとすると、自分一人で考えてもわからず、誰かの助けを借りたくなりますよね。そんなときは、周りの男性たちに素直に助けてもらいましょう。

男性の"欲求"をうまく利用

男性には女性を守りたいという養護欲求があります。また、男性には女性と比べて、相手を思い通りにしたいという支配欲求もあります。ですので、女性から助けを求められた男性は、「助けてあげたい」という気持ちになり、何かと世話を焼いてくれるようになります。そして、「どうして僕はこの女性を助けてるんだろう」と考えたとき、きっとこの女性のことが好きだからなんだと意識するようになんです。

とはいえ、男性がいくら養護欲求を持っているからといって、甘え過ぎられてはウザイだけです。重荷に感じられてしまわないように、甘えすぎないことも大事なんです。

そして、完璧すぎてもいけません。完璧な女性、つまりは女王、といった存在にナイト(騎士)のごとく、ひざまずいて忠誠を誓える男性というのは、そんなにはいないのが現実です。仕事は完璧なのに、私生活がホンワカしているなど、どこか僕がついていてあげないと心配だと思わせられるくらいの女性のほうが男ウケします。例えば、あなたが男性に道をたずねたとき、彼の説明を完璧に理解するよりも、何度聞いても大丈夫かなと彼を不安いさせるくらいの方がいいわけです。

男性に寄りかかりすぎていないけれど、完璧でもなく、そして男性がそばにいてあげたいと思わせるような女性。そういう女性が、心理学的にみれば愛される女性であり、愛される秘訣といえるでしょう。

※画像は本文と関係ありません。

著者プロフィール

平松隆円
化粧心理学者 / 大学教員
1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。京都大学研究員、国際日本文化研究センター講師、チュラロンコーン大学講師などを歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。魅力や男女の恋ゴコロに関する心理に詳しい。
現在は、生活の拠点をバンコクに移し、日本と往復しながら、大学の講義のみならず、テレビ、雑誌、講演会などの仕事を行う。主著は「化粧にみる日本文化」「黒髪と美女の日本史」(共に水曜社)など。