Q.女性に対して「年とったなあ」「おばさんになったなあ」と思ったことはありますか?

うちの課のお局様、最近口の脇の肉が垂れてきた。白髪もある時はかなりオバさんくさい。ああはなりたくないな、フェイスマッサージがんばろ……。今回はマイナビニュース会員のうち女性200名に、女性に対して「年とったな」と思った瞬間について尋ねた。

Q.女性に対して「年とったなあ」「おばさんになったなあ」と思ったことはありますか?

はい 82.0%
いいえ 18.0%

Q.それはどうしてですか? どのようなところから「年をとった」と思いましたか?

■お肌の状態
・「乾燥した肌」(33歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「肌の荒れがひどくなった」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「シミが増えた顔を見た時」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
・「毛穴が目立つようになった」(25歳女性/情報・IT/営業職)
・「肌にハリがなくなってきたとき」(26歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「頬が落ちたことです」(62歳女性/小売店/営業職)

■いろいろシワシワ……
・「笑った時に小じわがめだつ」(33歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「目じりにしわができた」(30歳女性/建設・土木/秘書・アシスタント職)
・「首のしわ、ひじの感じ」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「手がシワシワ」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「笑った時に目尻にしわができていたので」(28歳女性/情報・IT/事務系専門職)

■メイクや髪でも分かる
・「いつもすっぴんだった子がバッチリメイクをするようになったとき」(24歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「ファンデーションののりが悪くなったのが見えるところ」(31歳女性/食品・飲料/秘書・アシスタント職)
・「年齢肌化粧品を使うとき」(26歳女性/運輸・倉庫/技術職)
・「白髪増えてきた事です」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「髪がぱさついてきた」(31歳女性/金融・証券/営業職)
・「髪のボリュームダウン、顔のたるみ」(34歳女性/小売店/販売職・サービス系)

■体形の崩れ
・「スタイルの良かった人が中年特有のたるんだ体になっているとき」(41歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「体系や後ろ姿など……背中にぜい肉などがついていて猫背のように見えると年取って見える」(40歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「あごが二重になった」(35歳女性/その他/事務系専門職)
・「腰回りに肉がついてきたとき」(32歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)

■諦めた人たち
・「身なりを気にしない人」(23歳女性/その他/その他)
・「化粧や髪の手入れが雑」(26歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「昔は化粧ばっちりだったのに、今は最低限の化粧のみになっていたとき」(34歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「おしゃれや美容に気を使わなくなった感じを見るとそう思います……年齢相応のおしゃれや自分なりに美を追求している人は、きれいに年を重ねているなと思います」(30歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)

■気力・体力ともに低下
・「あるいたら疲れてしまうこと」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
・「階段ではなくエレベーターやエスカレーターを率先して使うようになったとき」(24歳女性/生保・損保/営業職)
・「飲みの量が減った、持久力など基本的な体力が落ちたなぁと感じる時」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・「仕事に対するやる気が失せているのを見た時」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)

■口癖がオバサン
・「なにかとよっこいしょ、と言う」(27歳女性/食品・飲料/技術職)
・「『若い子は~』ということが多くなった」(28歳女性/電機/事務系専門職)
・「あー疲れたが口癖」(35歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「愚痴等が多い時」(25歳女性/その他/その他)
・「独り言が多くなった……」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

■会話の内容が違う
・「会話が肌の調子の話」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「恋バナより、健康の話で盛り上がっている時にそう思う」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「考えの多様性を受け入れられない人が増えてきたなと感じた時に思った」(28歳女性/自動車関連/技術職)
・「10代の子たちの使ってる言葉の意味が分からないとき」(26歳女性/医療・福祉/専門職)
・「おしゃべりの質が悪い」(25歳女性/機械・精密機器/その他)

■態度もオバさん化
・「うるさくなった」(25歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「ずうずうしい態度が板についている人をみたとき」(23歳女性/不動産/事務系専門職)
・「なんでもためらいなく相手に文句や苦情をいえるようになったとき」(32歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「笑い方がガサツになる、がはがは笑う」(32歳女性/その他/その他)
・「恥ずかしさがなくなり、物事にガツガツいく姿をみておばさんに近づいていると思った」(25歳女性/運輸・倉庫/営業職)

■総評
女性に対して「おばさんになったな」と感じる女性は82.0%と高い割合になり、女性同士非常に厳しい目を向けていることが分かった。

肌の様子やシワ、シミ、メイクや髪など、もっとも目がいく顔周りの様子から老化を読み取ることが多いようで、たるみ・くすみ・ハリ・乾燥といった細かな質感の変化なども敏感に見ているようだ。特にシワに関しては、目尻やほうれい線、首のシワのみならず、手やひじまでチェックしている人もいた。自分はそうならないように……と、反面教師的に年上女性の老化を観察している様子だ。

体形に関しては、スタイルの良かった人が太ったことで年取ったなと感じる、という意見が多く寄せられた。「腰回りに肉がついてきた」「二重あごになってきた」「背中に肉がついて猫背になっている」など、こちらも細かな部位や姿勢までしっかり観察されている回答ばかりだった。

そもそも、オバさん化というのはそういった自分自身の劣化に対して鈍感になることだ、という決定的な指摘も多数寄せられた。「身なりに気をつけなくなる」「メイクが雑になる」「服装がいい加減になる」といった批判めいた声が並んだ。階段がキツくなる、体力が低下する、という指摘もあったが、そういう中でもいつまでも女を探求していくことは難しいのかもしれない。

そんな葛藤もはるかに超越してしまって、「ガハガハ笑う」「ずうずうしい態度」「ためらいなく文句が言える」ようになったら、完全なる最強のオバさんの出来上がりだ。「会話の質が悪い」「恋バナより健康の話」なんて周囲からいくらののしられようが、本人は気にしないから幸せだろう。毎年必ずひとつ年をとり、衰えていく美貌と体力。頑張って老化に立ち向かうか、おとなしく抵抗をやめるか……それはあなたの気持ちひとつだ。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2014年4月1日~2014年4月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート