東京ドームは東京ドームシティの玄関口である「黄色いビル」に、いろいろな視点から心地よく宇宙を楽しめる施設・宇宙ミュージアム「TeNQ(テンキュー)」を、7月8日にオープンする。

シアター宙(ソラ) 画像はイメージ

プロジェクション・マッピングも使用

TeNQは、「感動」を通じて宇宙を自分の身近なものとして楽しむことを目的としたエンタテインメント・ミュージアム。入館者の心の動きを意識したマインドストーリーのもとに9つのエリアで構成されており、それら全てを体験することでひとつなぎのエンタテインメントとして楽しめるよう、仕掛けが施されているという。

登場するエリアは、「エントランス」「トンネル0(ゼロ)」「はじまりの部屋」「シアター宙(ソラ)」「サイエンス(ラボ含む)」「イマジネーション」「企画展示室」「つながる場所」「TeNQ宇宙ストア」。

「エントランス」には、宇宙関連書籍や地球儀、模型などが配置されている。奥には「トンネル0(ゼロ)」の入り口があり、トンネルを進んだ先にはメーンエリアのスタート「はじまりの部屋」がある。続く「はじまりの部屋」は、白いキューブに囲まれた空間で、最新のプロジェクション・マッピングの技術を使用し、古代から現在に至るまでの「宇宙」の流れを部屋全体で表現する。

「シアター宙(ソラ)」は、同施設の目玉施設。直径11mの穴が開いた独特な形状で、宇宙から地球や惑星を「見下ろす」視点を取り入れている。映像は4K超の高精細で作成され、地球をはじめとする惑星やハワイ島のマウナロア山で撮影した星空など美しい映像が流れる。また、実際にISS(国際宇宙ステーション)から見下ろした地球の実写も楽しめる。

「シアター宙(ソラ)」では、一度に案内する人数は最大70人となっているため全員が最前列で映像を見ることができる。宇宙空間をみんなで「囲み」、「覗き込む」視聴スタイルも特長とのこと。

太陽系探査の最先端も公開

「サイエンス」では、東京大学総合研究博物館との連携により開設される、太陽系博物学寄附研究部門の研究室分室である「ラボ」を設置。実際に研究現場で行われている太陽系探査の最先端を公開する。「イマジネーション」では、参加型で操作性のある遊びコンテンツや、アートの展示、映像を眺めながら休めるレストスペースなどを提供する。

イマジネーション(イメージ)

「企画展示室」では宇宙に関連するタイムリーなトピックスなどを、同施設ならではの新しい切り口で展開する企画展を実施する。終盤の「つながる場所」は、月面の映像に自分の足跡を記録する「私の足跡」、宇宙飛行士になったり月に座ったりとユーモアあふれる写真を撮影できるフォトスポットなどで構成されている。

つながる場所(イメージ)

また、オリジナルグッズをはじめ、宇宙とつながる様々なグッズを取りそろえるショップ「TeNQ宇宙ストア」も設置する。

同施設の営業時間は平日11時~21時、土日祝・特定日(GWおよび春夏冬休みなど)10時~21時、最終入館時刻は20時。年中無休。料金は、一般1,800円、大学生・高校生・専門学校生1,500円、中学生・小学生・未就学児(4歳以上)1,200円、シニア(65歳以上)1,200円。なお、音響、照明、暗転などの演出があるため、4歳未満の入館は不可となっている。