4月から消費税が増税されて、家計のやりくりはますます大変になることが予想される。特に、子どもがいる家庭の多くにとって家計の中に占める割合が高い教育費は、頭が痛い問題だろう。そうした中、子どもが小さく家計に少しでも余裕があるうちに、計画的に教育資金を蓄えて、もしもの場合に備えることができるツールが『学資保険』だ。今回は、アイドルグループ「V6」の"イノッチ"こと、井ノ原快彦さんの会見の模様もお伝えしながら、『学資保険』の魅力とそのメリットなどについてお伝えしたい。

世帯年収に対して在学費用が占める割合は過去最高の4割

まず、家計に占める教育費についてみてみよう。平成25年12月に日本政策金融公庫が発表した「教育費負担の実態調査結果(国の教育ローン利用勤務者世帯)」によると、平均世帯年収が平成19年以降下がり続けているのに対し、年収に占める高校入学から大学卒業までに必要な教育費の負担割合は増え続け、平均約40.1%と過去最高記録をさらに更新し続けている。

世帯年収に占める教育費の割合

また、内閣府「社会意識に関する世論調査(平成20年)」によると、子育ての辛さの内容として「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた人の割合は全体の4割を超え、40代の親に至っては約6割近くが「辛い」と回答している。

子育ての辛さの内容「子どもの将来の教育にお金がかかること」

すべて国公立で進んでも1人あたり1,000万円以上、オール私立なら約2,500万に!

では、教育費はどれぐらいかかっているのだろうか? 教育費は公立、私立どのコースを選ぶかによって、かかる費用がまるで異なる。私立と公立を比較すると、年間の学習費は小学校で4.7倍、中学校が約3倍、高校が2.5倍、私立小学校に至っては、国公立大学以上の教育費がかかることがわかっている。

その積み重ねは、幼稚園から大学まですべて国公立(大学文系)で進んだ場合と、すべて私立(大学理系)で進んだ場合とでは2.5倍、金額にすると1,500万円近い差が生じることになる。

「収入が減っても、教育費にはメスを入れてはならない」親が多数

だが、これだけお金がかかると分かっていても、子どもには大学まで進学させて、教育を受けさせたいという人も多い。日本政策金融公庫の調査では、教育費を捻出する方法として「奨学金を受けている(59.9%)」についで多かった回答が「教育費以外の支出を削っている(56.3%)」。さらにどの費目を削っているのかを聞いたところ、半分以上が旅行・レジャー費、衣類の購入費、食費・外食費と答えている。

これらの結果からも「収入が減っても、教育費にはメスを入れてはならない」と考えている家庭が多いことがわかる。

教育費にあてる割合が高すぎると落とし穴が!

しかし、ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんは、教育費にあてる割合が高すぎて、その他の費目や貯金にまわす金額が低くなりすぎると、次のような落とし穴が考えられると指摘している。

  • 貯金ができず、ライフプランの変更に対応できない!

教育費に費やすあまり貯金ができず、子どもの浪人や留学、また親の介護などライフプランに変更があった時に、フレキシブルに対応ができないかもしれない。

  • 住宅資金や老後資金が準備できない!

必要な頭金などを貯めることができず、マイホームをあきらめる、または無理して買いその後の返済が苦しくなるかもしれない。また、老後資金の貯金が十分にできず、子どもが大学卒業した定年間近に「貯金0円」なんてことに!

そこで鈴木さんが一つの選択肢として提示するのが、冒頭で触れた『学資保険』で早いうちから最低限の教育費を準備することだ。鈴木さんは、『学資保険』のメリットについて、以下のように説明する。

  • 契約者の保障が付いていることが最大のメリット

親(契約者)に万一のことがあっても、教育費が確保できることが『学資保険』の最大のメリット。大学進学時など、子どもが進学のために必要な資金を、必ずもらうことができる。また、保障が付いているので、親に元々かけていた生命保険を見直すことが可能。

  • 目的がはっきりしている

預貯金などと異なり、子どもの教育のためにお金を支払っているという明確な目的意識があるため、安易に解約しづらいという心理的効果がある。

  • 知らず知らずの内に貯めることができる

保険料は自動的に引き落とされるので、使ってしまわずに強制的に貯めることができる

  • 税制上のメリットを受けられる可能性がある

新学資保険『はじめのかんぽ』の新CM発表会が開催、"イノッチ"が登場!

こうした中、3月17日にかんぽ生命の新学資保険『はじめのかんぽ』の新CM発表会が行なわれた。『かんぽさん』として2007年からかんぽ生命のCMキャラクターを務める「V6」の"イノッチ"こと、井ノ原快彦さんが登場するとあって、多くの報道陣やマスメディア関係者が詰め掛けた。

まず、かんぽ生命社長の石井雅実氏が、今回の『はじめのかんぽ』について、「かんぽ生命の10年間で待望の新商品で、大変力を入れている」と説明。その後、かんぽ生命広報部長の阪本秀一氏が、商品の概要について説明した。

かんぽ生命社長の石井雅実氏は、『はじめのかんぽ』について、「かんぽ生命の10年間で待望の新商品」と説明した

阪本氏は、『はじめのかんぽ』は、「貯蓄性が高い商品がほしい」「大学入学後も、学資金を受け取りたい」「出産後が忙しいので、子どもが産まれる前に学資金の準備をしたい」など、顧客の多様なニーズの応えて開発された商品と強調。被保険者の死亡保障を抑制することにより、保険料を低価格化させた商品に改定したと説明した。

商品の特長としては、(1)戻り率をアップ、(2)「出生前加入」制度の取扱いを開始、(3)学資金の準備目的(受取タイミング)に応じて選べる3つのコースを用意、の3点があるとした。

『はじめのかんぽ』の主な特長

その後、"イノッチ"こと井ノ原さんが、かんぽ生命の職員の制服と名札を付けて登場。街などで、『かんぽさん』と声をかけられることも多いという井ノ原さんは、今回が第12弾目のCMであると話した上で、「実在するかんぽ生命の職員の方々の代表をしているという気持ちでCMを演じています」との意気込みを披露。

今回の『はじめのかんぽ』について、「非常に画期的」とした上で、「子どもの教育資金を確保してあげることは、子どもの将来の夢を増やし、夢の選択肢を増やしてあげることができるという意味で大変意義があると思います」と述べた。

また、「子どもが産まれる前から『はじめのかんぽ』に加入することで、出産をうきうきしながら待つことができると思います」と話した。

イノッチ「最後まで夢をあきらめなかったら、必ず夢がかなう」

井ノ原さん自身の子どものころの夢を聞かれると、「『西部警察』というテレビドラマを観て、刑事さんになりたいと思ったことがあります」と明かし、「空手をやりたいと言ったらやらしてくれたし、ジャニーズに入りたいと言ったら応援してくれたし、家族がいろんな後押しをしてくれました。それでいまでは、刑事もののドラマに出演することもあるので、なんとなく夢がかなった感じです」と笑顔で話していた。

井ノ原さんの楽しいトークの後には、お母さんと同じマジシャンを目指しているという11歳の円音(まどか)さんがマジックを、プロのダンサーを目指している9歳の内田爽君がダンスを披露。井ノ原さんは、「二人とも度胸があってすごい。最後まで夢をあきらめなかったら、必ず夢がかなうと思います」と二人にエールを送っていた。

お母さんと同じマジシャンを目指しているという11歳の円音(まどか)さんがマジックを披露した


井ノ原さんもオススメの『はじめのかんぽ』は4月2日から発売される。この厳しい時代に子どもの夢の選択肢を広げる有効な手段として、検討されてはいかがだろうか。