NHK BSプレミアムの新音楽番組『The Covers』(3月31日スタート 毎週月曜 23:15~23:44)の会見が12日、東京・渋谷の同局で行われ、MCを務めるリリー・フランキーと夏菜が出席した。
『The Covers』は、ジャンルを超えたJ-POPアーティストたちが昭和の歌謡曲やポップスを中心とした日本の名曲の中から、影響を受けた曲や愛する曲をカバーし、その歌に新しい命を吹き込む音楽番組。昨年10月に単発番組として2回放送されたが、このほどレギュラー化が決まり、MCに起用されたリリー・フランキーと夏菜が報道陣の取材に応じた。
リリー・フランキーは「出演されるアーティストさんがご自分の歌やカバー曲を生演奏してくれるということで、一番いいお客さんとしてMCでいます。どんなカバー曲を選んでどう演奏するのか、その人自身の魅力に触れられると思うので、アーティストの方の新たな魅力をカバー曲を通じて距離が近くなっていける番組になると思います」とアピール。一方、歌謡曲をあまり知らないという夏菜は「歌謡曲っていうと、お父さんお母さん世代というイメージがあります。1982年や1983年のアイドルとか」と漠然としたイメージながらも「歌謡曲を知らない世代として、リリーさんのオススメの曲を聴いて一歩ずつ大人の女性になっていければと思います」と話していた。
すでに収録を行っている同番組だが、夏菜は「本当に勉強になります。目上の方と(カラオケに)行ったとしても、歌える曲があるって強いと思うんですよ」と同番組の効果について言及し始めると、リリー・フランキーが「あんまりマニアックな古い曲歌っていると『お前オヤジと付き合ってるの?』って言われちゃいますから選曲に気をつけてカラオケに行かないと」と忠告。また、歌謡曲の思い出として「私は小学生の時に中学校のお受験をして落ちちゃったんです。その時に桑田佳祐さんの『白い恋人達』が流行っていて、それをお父さんが面白おかしく替え歌をしてくれました。それで頑張る力が出て、その後受かることが出来ました」と語っていた。
なお、3月31日放送の第1回目は横山剣、4月7日放送の第2回目は一青窈、4月14日放送の第3回目は大塚愛、4月21日放送の第4回目はフラワーカンパニーズがそれぞれゲストとして出演する。