財務省は10日、2014年2月の対外および対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)を発表した。それによると、海外投資家による日本株の投資は2,822億円の売り越しとなった。売り越しは2カ月連続で、売り越し額は前月の1兆529億円から縮小した。

中長期債への投資は2カ月連続の買い越しで、買い越し額は412億円(前月201億円の買い越し)。短期債は2カ月ぶりの売り越しで、売り越し額は1兆2,676億円(同4兆4,418億円の買い越し)だった。

対内証券投資【非居住者による取得・処分】(出典:財務省Webサイト)

国内投資家による海外投資については、株式投資が6カ月連続の売り越しで、売り越し額は4,104億円(前月1,530億円の売り越し)。中長期債は3カ月連続の売り越しで、売り越し額は2,669億円(同2兆9,118億円の売り越し)。短期債は3カ月連続の買い越しで、買い越し額は278億円(同1,755億円の買い越し)だった。