阪急電鉄は宝塚歌劇100周年を記念し、21日から宝塚本線・今津線にて、宝塚歌劇をイメージしたラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」を運行する。

ラッピング列車「宝塚歌劇トレイン」側面・前面イメージ

「宝塚歌劇トレイン」に使用するのは、宝塚本線9000系(8両編成)と今津線7000系(6両編成)の各1編成。先頭車両には宝塚歌劇を象徴する「大階段」とダンスシーン描いたシルエットを、中間車には100周年ロゴをそれぞれ配したデザインとなる。全体の色は車体のマルーンカラーと同系色を基調としながら、ゴールドをアクセントに使用し、シンプルな中にも宝塚歌劇の華やかさを表現するという。

車内には、宝塚歌劇100年の歴史の中でも名作とされる過去の公演写真などを紹介するポスターを掲出。阪急電鉄では、「宝塚歌劇を観劇に行く際のワクワク感や観劇後の余韻を演出するとともに、これまでなじみがなかった乗客にも宝塚歌劇に親しむ機会を作りたい」としている。ラッピング列車の運行は12月24日まで。

運行初日の3月21日には、宝塚歌劇団花組の芹香斗亜(せりか・とあ)さんを宝塚駅の1日駅長に任命。宝塚市の観光大使であるリボンの騎士「サファイア」や、宝塚市立手塚治虫記念館の鉄腕アトムとともに、「宝塚歌劇トレイン」の出発式を行う。1日駅長任命式は12時50分から、宝塚駅1階コンコース「G・コレクション阪急宝塚」前広場にて、出発式は13時20分頃から宝塚駅3号線・4号線ホーム梅田方にて実施する。