学生ウォーカーの物件提供会社であるアイワホームは3日、2014年4月から、東京・首都圏で1人暮らしを始める大学・専門学校の新入生を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2013年10月1日~12月31日、有効回答数は1,184人。

新入生の平均家賃は前年比1,454円増の5万6,202円で、調査開始以降初めて上昇に転じた。ただし、前年比では上昇したものの、2009年の5万8,894円、2010年の5万7,157円に比べるとやや低い水準といえる。

男女別に見ると、男性は前年比1,978円増の5万4,837円、女性は同402円増の5万7,231円で、男女の差は前年の3,970円から2,394円に減少した。

価格帯別では、5万円台が最も多く41.3%。次いで、6万円台が23.6%、4万円台が21.0%、7万円台が8.1%、4万円未満が4.1%、8万円以上が1.9%となった。

首都圏 大学・専門学校新入生の家賃分布

平均管理費は前年比14円減の2,633円。平均通学時間は同6.3分増の32.6分で、2011年以来2年ぶりに30分を越えた。時間帯別では、30分台が22.0%で最多。以下、20分台が21.5%、40分台が21.2%、10分台が15.5%、50分以上が14.5%などと続いた。

都心部にある場合が多い専門学校の平均通学時間は過去最長の39.7分。郊外にもキャンパスを持つことがある大学は28.6分だった。