アイ・アム&インターワークスが運営する製造業求人情報サイト「工場ワークス」は26日、同サイトに掲載されている求人広告から、2014年1月度の平均賃金(エリア別、業種別、職種別)をまとめた結果を発表した。

それによると、1月度の全国平均時給は1,067円で、同社がこれまで調査した中で過去最高額を更新。前年同月比は0.5%増、前月比は0.1%増と、ともに3カ月連続プラスとなった。

全国平均時給・増減率の推移

エリア別に見ると、関東が前年同月比0.3%増の1,082円、中部・東海が同3.4%増の1,129円、信越・北陸が同2.3%増の1,011円、関西が同1.0%増の1,073円、中国・四国が同5.4%増の1,028円、九州・沖縄が同6.6%増の1,010円と、6エリアで前年比プラス。一方、北海道・東北のみ前年を下回り、同6.6%減の973円となった。

業種別では、「車・バイク・重機系」が前年同月比0.5%増の1,152円、「半導体・先端技術」が同1.1%増の1,053円、「医療・福祉・介護・製薬」が同5.2%増の1,107円、「携帯・パソコン・家電」が同2.3%増の1,031円、「物流・倉庫」が同1.9%増の1,052円など、12業種中8業種が前年を上回った。

うち、「携帯・パソコン・家電」は、新モデル発表やマイクロソフト社OfficeXPのサポート終了などで、増税に向けて生産が増えているため、時給を引き上げていると推察される。

前月比では、7業種がプラス、4業種がマイナスとなった。

職種別に見ると、全29職種中、前年同月比では20職種がプラス、9職種がマイナス、前月比では20職種がプラス、8職種がマイナスとなった。