ドイツのポルシェAGはこのほど、スポーツカー世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスへの復帰に際し、ワークスチームの公式パートナーとしてシェフラー・グループとフェルティンス・ブルワリーを迎えたと発表した。ル・マン24時間に加え、7つのWECシリーズすべてのレースで優勝を狙う。

ポルシェがル・マン24時間も含むすべてのレースで優勝を狙うという

シェフラー・グループは、エンジン、ギアボックス、シャシーテクノロジーと、パワートレーン、ハイブリッドコンポーネント、Eモビリティーテクノロジーの最適化を提供するサプライヤーとして、ポルシェAGの長年の開発パートナーとなっている。今回、ポルシェLMP1チームの公式パートナーとして長期契約を結んだ。2台の「ニューポルシェ919ハイブリッド」のリアウイングに、グループのロゴが取り付けられる。

フェルティンス・ブルワリーは、ポルシェのワンメイクカップに長年関与してきた。ポルシェ モータースポーツLMP1チームでは2014年公式パートナーとなる。ドイツのメシェデ-グレーヴェンシュタインにおいて、長年の伝統の中で培われてきたビール醸造所のプレミアムビールが、チームとブランドのおもてなし用に提供されるという。

さらに、WECのル・マンプロトタイプ(LMP1)に、米国バッテリーメーカーのA123システムズの新しいバッテリーが搭載されるほか、エクソンモービルとミシュランも同様にポルシェ ワークスチームの活動に参入する。こうした布陣に、ポルシェのLMP1プロジェクト担当のバイスプレジデント、フリッツ・エンツィンガー氏は、「私たちはパートナーとともに、ル・マン24時間に加え7つのWECシリーズすべてのレースで優勝を狙います」とコメントしている。