ドイツのポルシェAGはこのほど、約5億ユーロを投じて拡張したライプツィヒの工場でオープニングセレモニーを開催した。政界や産業界の要人や文化人など、500人を超えるゲストが出席したという。

マティアス・ミューラー・ポルシェAG社長(写真左)と、シグマール・ガブリエル連邦経済相(同右)

ライプツィヒの工場は以前からポルシェの重要な組立て工場だったが、ニューモデル「マカン」の生産のため、約5億ユーロ(約694億円)を投じた大々的な拡張が行われた。新たにボディプレス工場や最新の塗装ブースが増設され、1,500人もの雇用を生み出すなど、経済効果の面でも注目を集めている。

オープニングセレモニーはきわめて大規模なもので、シグマール・ガブリエル連邦経済相のほか、ライプツィヒ市長やポルシェAG代表の監査役会長ヴォルフガング・ポルシェ氏、さらにフォルクスワーゲンの取締役全員も出席した。フォルクスワーゲン・グループ監査役会長のフェルディナンド・ピエヒ氏、取締役会長のマルティン・ヴィンターコルン氏も出席している。

オープニングセレモニーの中で、ポルシェAG社長のマティアス・ミューラー氏は、「ポルシェがこのライプツィヒ工場に当初の2億5,000万ユーロから新たに5億ユーロを投資し、その結果1,500人の新たな雇用を生み出したのは、この立地の質の高さとマカンの成功を確信しているからにほかなりません」と述べた。ライプツィヒの音楽家、俳優、ポルシェの従業員らによるドイツとザクセン州の自動車の歴史を紹介する舞台作品も披露されたという。