豆1.5トンが舞った「すごい豆まき2014」

節分の2月3日、東京タワースタジオ(東京都港区芝公園)では「すごい豆まき2014」なるイベントが行われていた。何がすごいって豆の量がすごい。豆1.5トンを約700人で投げ合う"すごい"豆まきだ。

3回目を迎えた「すごい豆まき」

熱気が渦巻く会場内

この「すごい豆まき」は、今回で3回目(前回の様子はこちら)。日本の伝統的な豆まきを「世界の人が驚くようなお祭りにしたい」という思いから始められたもので、鬼のコスプレをしてハロウィーンのように楽しむイベントとして開催されている。今回の主催は「すごい豆まき2014実行委員会」(ピクシブ、WATOWA)で、スポンサーはスタートトゥデイ、DMM.comなど。

「すごい豆まき2014」主催者らによる挨拶

配布された豆は一人あたり2kg。会場に足を踏み入れると、すでに豆の匂いが立ち込めていた。さらに、早く豆を投げたいとうずうずしている参加者たちで、すごい熱気だ。会場内には鬼のコスプレをした参加者が多く、どちらを見ても鬼だらけ。また、みんな豆が目に当たるのを防ぐために配布されたゴーグルを着用している。これも通常の豆まきには無いアイテムだろう。

「でんぱ組.inc」が豆まき前に歌って踊る!

まずはアイドルグループ「でんぱ組.inc」がステージに登場。熱いパフォーマンスで、豆まき前の参加者たちを盛り上げた。

「でんぱ組.inc」によるパフォーマンス

モノマネやコスプレに豆を投げる!

続いてステージでは「すごい豆細かすぎて伝わらない鬼モノマネ選手権」として、村瀬雄一さん、古賀シュウさん、くじらさん、末吉くん、360°モンキーズがモノマネを披露。インスタントジョンソンによるコントも行われた。参加者たちはステージ上の彼らに豆を投げて、それらに応えた。

村瀬雄一さん扮する本田圭佑さん

「すごい豆細かすぎて伝わらない鬼モノマネ選手権」

インスタントジョンソンがコントでさらに会場を盛り上げた

また「すご豆グランプリ」として、ステージへコスプレイヤー13人が次々に登場。参加者から投げられた豆の量で、グランプリが決定した。

グランプリを受賞したラムちゃん

「すご豆グランプリ」にはコスプレイヤー13人が登場

年男年女、社長、キャバ嬢らも鬼に!

さらにステージでは「第一次すご豆宇宙鬼対戦」を開催。すごい豆まきのスポンサー企業による「スポンサー鬼」、弾丸ジャッキー・オラキオさんによる「体操選手鬼」、料理研究家の園山真希絵さんら牛年のみなさん「年男年女鬼」、徳島の"東大連"の「阿波踊り鬼」、ZOZOTOWN関連会社による「zozo鬼」、社長たちの「社長鬼」、DMM.comによる「DMM.COM鬼」、キャバ嬢らによる「キャバ嬢鬼」が登場し、参加者からの豆を浴びていた。

「スポンサー鬼」

「体操選手鬼」

「年男年女鬼」

「阿波踊り鬼」

「zozo鬼」

「社長鬼」

「DMM.COM鬼」

「キャバ嬢鬼」

参加者たちは自らも豆を浴びながら、ステージに向かって拾っては投げ、拾っては投げを繰り返していた。大人がこんなに全力ではしゃいでいる場面もそうなかろう……。

豆で床がすべる……!

豆が宙を舞い、豆が床を埋め尽くす。会場内では豆の匂いがどんどん強くなっていく。

あまりの豆の量に、視界が豆色に……

ラストを飾る「大豆まき」

ラストを飾ったのは、参加者全員による「大豆まき」。参加者は全力で豆を投げ合い、ステージ上からも容赦なく豆が降ってくる。1.5トンという豆の量を感じる瞬間だった。

出演者も総出の「大豆まき」

ちなみに今回使用された豆は、東北産の通常では廃棄となるクズ豆。イベントで投げ終えた豆はすべて拾い集めて、肥料として再利用されるという。

イベント後の会場、この写真からも「すごい豆まき」のすさまじさが見て取れるだろう……

参加者たちの盛り上がり方を見ていて、豆を投げるだけでここまで楽しくなれるのか、と慣れ親しんできた"豆まき"の底力を感じた。豆を投げるだけで楽しい。たくさん投げたらもっと楽しい。来年の節分は、豆まきにする? それとも"すごい"豆まきにする?