元AKB48で女優の前田敦子が、今夏に公開される関ジャニ∞主演の映画『エイトレンジャー2』でヒロイン役を務めることが4日、明らかになった。

『エイトレンジャー2』のヒロイン役に抜てきされた元AKB48・前田敦子
(C)J Storm/2014エイトレンジャー映画製作委員会

2012年夏に公開された映画『エイトレンジャー』は、関ジャニ∞がコンサートでコンスタントに上演してきた人気キャラクターを映画化した作品。関西出身のセンスを生かしたシュールな笑いの要素を盛り込みつつ、骨太なドラマを織り込み大人も楽しめる"ヒーロー・エンタテインメント・ムービー"として人気を得て、興行収入11.6億円のヒットを記録した。

前作に続き、日本映画界を牽引してきた堤幸彦監督がメガホンをとる続編『エイトレンジャー2』は、笑いもアクションもスケールもパワーアップ。その物語の重要な鍵を握るヒロイン役に起用された前田は、エイトレンジャーによって一見平和になったかに見えた八萬市(エイトシティ)の陰で発生している謎の失踪事件を追う週刊誌記者・西郷純を演じる。

前田は「堤監督には過去にミュージックビデオ(「フライングゲット」)の撮影でお世話になったのですが、映画でご一緒するのは初めてなので楽しみです」と喜びを表し、「台本の改定が来るたびにキャラクターがどんどん濃くなっているので、ユニークな関ジャニ∞のみなさんと、前作よりもコメディ要素が強い、楽しい部分をお届けできるように頑張ります」と、意気込みを見せている。

一方、プロデューサーは「以前、前田敦子さんをドキュメンタリー番組で拝見した時に、"すごく切ない涙を流す人"という印象を持ちました」と起用のきっかけを振り返り、「『エイトレンジャー2』は前作以上にコメディーをパワーアップさせていますが、クライマックスには心をギュッと締めつけるような"切なさ"がヒロインに必要で、前田さんの"涙"がパッと浮かびました。明るい笑顔と、秘めた影。関ジャニ∞との化学反応が今からとても楽しみです」とその演技に期待を寄せている。

関ジャニ∞メンバーも「メンバー全員で"よっしゃ"という気持ちになって喜びました」とコメント。ツアーで制作決定のニュースを発表したことも明かし「すごい盛り上がりでした。ここまで来られたのも応援してくれたファンのみなさんのおかげで、僕ら以上にファンのみなさんが喜んでいるんじゃないでしょうか」とファンに感謝。そして、「前作を超えないといけないという思いと、物語の中で前作から5年の歳月がたっているということで、エイトレンジャーにその期間何があったのかというところを楽しんでいただきたい。また初共演となる前田さんとどのような形で一緒にお芝居ができるのか今から楽しみです」と撮影を心待ちにしている様子だった。

なお、続編で描かれるのは、八萬市(エイトシティ)の治安を脅かしていた悪の組織"ダーククルセイド"がエイトレンジャーの手によって壊滅してから5年後。エイトレンジャーによる治安活動により平和を取り戻したかのように見えた八萬市だが、平和の陰で年間数百人の行方不明者が発生する謎の失踪事件が起きていた。事件の真相を追う、前田演じる週刊誌記者・西郷純は、エイトレンジャーが事件に関与していると考え、エイトレンジャーの身辺を調べはじめるが…。彼女が見た驚愕の真実とは?