JR北海道は30日まで、凍結路面でのスリップなどによる踏切事故防止を目的に、「厳寒季の踏切事故防止キャンペーン」を実施している。

過去に行った踏切付近での啓発活動の様子

雪国では、路面凍結によって自動車が踏切手前で一時停止しきれず、踏切内に進入してしまうケースがあり、JR北海道では昨年度、冬期間に4件の踏切事故が発生。この冬もすでに2件の踏切事故が発生したという。過去には2010年1月29日、函館本線深川~妹背牛間の踏切で発生したダンプトラックと特急列車の衝突事故で、乗客42名が負傷した事例も。

キャンペーンでは事故を未然に防ぐべく、踏切と駅でのパンフレット・ポケットティッシュの配布、主要駅や列車内での放送、特急列車の車内表示、テレビ・ラジオでのCMなどを通して啓発活動を実施。踏切手前での確実な一旦停止と安全確認、早めのブレーキとスピードダウンなど、踏切での安全通行をドライバーに呼びかける。道路管理者に対しても、踏切前後の早めの除雪と踏切手前でのスリップ防止対策強化を要請するとのこと。