ゼネラルモーターズ・ジャパンはこのほど、歴史的な「キャデラック・クレスト」のデザインを刷新したと発表した。2014年後半にキャデラックの各モデルに取り付けられる。「キャデラック・クレスト」は111年もの歴史を持ち、デザイン変更は2000年以来となる。

新しい「キャデラック・クレスト」

歴代の「キャデラック・クレスト」

新しい「キャデラック・クレスト」は、従来のクレストにあった丸い飾りを取り去り、クレスト本体のデザインも、より質感の高いものとなった。このクレストは昨年の夏に発表された新コンセプトカー「キャデラック エルミラージ」に初めて採用された。

エグゼクティブ・デザイン・ディレクターのアンドリュー・スミス氏は、「キャデラック・クレストは、キャデラックと私たちの核となる付加価値の変わらないシンボルとしてあり続けています。この新しいキャデラック・クレストは、現在のキャデラックのクルマのデザインのように、より低く、より長く、よりスリムで美しく、かつ引き締まり、美しさと技術力に裏づけされた『アート&サイエンス』哲学の進化を反映しています」と述べている。

「キャデラック・クレスト」は王冠、山形紋(V字型)やローレルの葉のリース(月桂冠)で構成されており、長いブランドの歴史の中で、キャデラックの紋章の中心部分となっている。なお、キャデラックの特徴的な筆記体の文字は引き続き使用されるとのこと。