「東京ディズニーリゾート ニューイヤーキャスト面接会」

オリエンタルランドは1月10日、11日の2日間「東京ディズニーリゾート ニューイヤーキャスト面接会」を行った。同面接会は、30周年の"ザ・ハピネス・イヤー"で盛り上がる東京ディズニーリゾートで働くキャスト1,300人を募集するという大規模なもの。2日間で約5,000人が集まり、約150名の従業員がインタビュアー(面接官)となって会場いっぱいに机を並べ、一斉に面接を行うというので、伺ってきた。

アトラクション並みのスムーズさで面接まで進む

東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾートで行われた同面接会は、事前に予約をするだけ、手ぶらで行けることも特徴。受付を済ませると資料配布と説明を受け、写真撮影ブースへ促される。更に進むと服のサイズをその場ではかり、プロフィール帳に記入。そのまま面接へ向かうことができる。

使っているスペースはホテルのロビーと宴会場だけなのだが、Uの字に進んでいくだけでもろもろ準備が整い、面接官の前に座っていることに。この導線の見事さに、アトラクションの設計や客誘導のノウハウが感じられた。服のサイズも先にはかっておくことで、合格したときすぐに制服を用意することができる。アトラクションごと、店舗ごとに数百レベルで存在するコスチュームをスムーズに配分するための工夫がなされているようだ。

実際のコスチュームで案内してもらい、気分も高まる

東京ディズニーリゾートのキャストといえばレベルが高いと評判、パークなどでの対応が話題になることも多い。実際、働くのはどんな人なのだろうか? キャスティング部 キャスティンググループ マネージャー 春山修一郎さんは「やはりフレンドリーさを見ています」と話す。

春山さん「目が合って話してくれるか、コミュニケーションがとれるか、ソフトなところがあるか…私たちはお客さまにハピネスを提供していますので、重要になってくると思います。また、いろいろな人とのチームワークも大切ですね」

同リゾートが提供するのは「ファミリー・エンターテイメントを通じたハピネス」。また、「東京ディズニーリゾートは巨大なステージであり、従業員を役者としたテーマショーを提供している」「毎日が初演、すべてのゲストがVIP、すべては人である」という「ディズニーフィロソフィー」を共通してもっているという。

年に数回行っている同社の面接会。今回は交通広告を映像にしてみるなど、より新しい試みも実現している。これからもますます進化を続ける東京ディズニーリゾートから目が離せない。