「番狂わせ」に遭遇した受験生は6割以上

ライオンはこのほど、「大学受験とプレッシャーの関係性に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、過去1年以内に下痢をした経験がある現役の大学1、2年生200人、および全国の予備校・塾講師従事者と経験者(以下、予備校講師と略)200人を対象として、2013年11月28日~12月3日にインターネット上で実施したもの

6割以上の受験生が「番狂わせ」に遭遇していた

下痢止め薬「ストッパ」受験応援プロジェクトの一環として行われた同調査によると、63.5%に「合格できないと思っていた大学に合格できた」「合格できると思っていた大学に合格しなかった」という「番狂わせ」が起こったことがわかった。

これに対し、予備校講師に、担当した生徒の中で受験結果に「番狂わせ」があったと感じたかを聞いたところ、「あった」との回答は43.9%となり、予備校講師が認識している以上に「番狂わせ」が起こっている実態が明らかとなった。

「番狂わせ」で不合格の理由、3位に「体調不良」が

また、「合格できると思っていた大学に合格しなかった人」に原因を聞いたところ、「勉強不足だった」が65.2%でもっとも多かったが、「入試のプレッシャーによる集中力の低下」(39.1%)、「入試のプレッシャーによる体調不良」(19.6%)との回答もあり、5人に1人が「体調不良」を原因に挙げていた。

プレッシャーが試験に影響した学生は64.5%。体調不良1位は「下痢」

プレッシャーが受験に影響したと感じる受験生が多い

「プレッシャーによる体調不良が試験に影響したか」を調べたところ、学生では64.5%が「影響した」と答えた。また予備校講師の47.5%が「プレッシャーによって体調や集中力を欠いてしまう受験生が多い」と回答した。さらに、入試当日の体調不良を経験した人にその症状を聞くと、1位が「下痢」(37.5%)となった。

講師の言葉でプレッシャーを受けたと感じる受験生は7割

講師のちょっとした言葉にプレッシャーを感じる受験生が多い

予備校講師に「受験生にプレッシャーを与えないように、受験生に掛ける言葉などに気を遣ったか」を聞いたところ、93.5%が気を遣っていると回答した。しかし一方で、「受験時に講師の言葉にプレッシャーを感じた」と答えた学生は73.0%に上り、両者の意識に差がみられた。

受験生がプレッシャーを感じた言葉は、1位は「今までの努力を無駄にするな」、2位は同率で「絶対に合格しろ」「普段通りの力を出せばいいんだから」、4位は「(入試直後に)どうだった?」、5位は「頑張れ」となった。

調査の詳細は「ライオンのプレスリリース」で確認できる。