受験勉強中に嫌だったこと

翔友会が運営する新宿メンタルクリニックは、受験勉強時のストレスについて10代から20代の男女計360人と、受験生を子に持つ親世代の40代~50代の男女計400人を対象に調査を実施した。調査期間は2013年12月26日~12月31日。

嫌なこと1位は「毎日受験の話」

最初に、受験勉強中に嫌だったことについて尋ねたところ、1位は「毎日受験の話をされる」(22.1%)、2位は「遊びに行くのを咎(とが)められる」(19.9%)、3位は「"大丈夫か?"と何かにつけて心配される」(16.6%)だった。また、「『頑張れ』と頻繁に励まされることが嫌」と回答する人も1割以上見られた。

次に、親を対象に「受験生を子に持つ親の悩み」を聞くと、1位は「ちゃんと勉強しているか不安」(26.9%)、2位は「浪人になってしまったら…と不安になる」(19.8%)だった。そのほか「どう声かけしていいか分からない」「子供が何を考えているか分からない」などの回答も寄せられた。

受験生を子に持つ親の悩み

また、「親の受験に対する考え方」についての調査では、「全力で取り組めば落ちても良い、過程が大事」という回答が多かった。しかし「それなりの大学に行ってもらわないと不安」という回答も多く、特に40代女性の37%はそのように回答している。

親の受験に対する考え方

家族向けメンタルセミナーを開催

日本メンタルヘルス研究センターは、特別講演として元NHKアナウンサーの心療内科医 吉田たかよし先生を招き、受験生の子供がいる家族を対象とした「受験ストレス対策講座・個別相談」を1月16日に開催する。会場は新宿住友スカイルーム47F ROOM 8。募集人数は20名(定員に達し次第受付終了)。参加費用は無料。詳細は新宿メンタルクリニックまで。