映画監督の是枝裕和氏が、4月より母校である早稲田大学の理工学術院教授に就任することが14日、明らかになった。
任期は2019年3月末まで。日本映画界を支える著名人をゲストに招いて展開する「マスターズ・オブ・シネマ 映画のすべて」、映画プロデュースが何たるかを学ぶことのできる「プロデューサー特論」をはじめ、主に基幹理工学部において映画に関係するさまざまな講義を担当する。また、全学共通副専攻「映画・映像」コースにおいては、コーディネーターとして運営に携わる。
是枝氏は「映画について包括的な知識や経験があるわけではありませんので、先輩方のお力を借りながらの船出となることをご理解いただければと思います」と前置きした上で、「将来的には映画分野に限ることなく私の出身であるテレビも含めた広がりを持って映像をとらえ、制作のみならず、しっかりとしたリテラシーを身につけて他分野でも活躍できる人材を育んでいけたらと考えています」と、意気込みを示した。