3児の母として子育てに奮闘しながら、俳優業のみならず、さまざまなテレビ番組などでも活躍している上戸彩。世界的大ヒットを記録しているディズニー映画『ズートピア2』では、前作に引き続き主人公・ジュディの日本版声優を務めた。上戸にインタビューし、正義感の強いジュディと重なる部分が多いという自身の性格について、そして、これまでの人生における転機や、仕事と子育ての両立などについて話を聞いた。
本作は、動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”を舞台にした『ズートピア』(2016)の続編。頑張り屋なウサギ初の警察官・ジュディと皮肉屋だけど根は優しいキツネのニックは、100年ぶりに街に爬虫類のヘビが現れたことをきっかけに、ズートピア誕生の裏に隠された驚くべき秘密に迫っていく。
9年ぶりにジュディを演じた上戸は「続編があるということに一ファンとして喜びましたし、またお話をいただけてうれしかったです」と喜びを語る。
演じる際は、「声のブランクを感じさせないように」ということを意識したという。
「9年経っていますが、ストーリーは前作の1週間後から始まるので、声のブランクを感じさせてはいけないというプレッシャーがありました。前作を何回も見ましたし、アフレコの現場に着くまでも、車の中で流して耳に覚えさせたり、一緒に声を出したりしていました」
ジュディは正義感が強く行動的で頑張り屋。上戸は「こうと決めたらちゃんとやるとか、曲がったことが嫌いで真っすぐなところは似ていると思います」とジュディとの共通点を挙げる。
「完璧主義者で、自信のないものには手をつけないというか、うまくできないものに対してはスタートの一歩がなかなか出ないですね。うちの長男もそういうところが似ていて、私はすごく理解できるので、わかってあげたいなと思っています」
そして、完璧主義な性格によって「苦労ばかりでした」と吐露し、その性格ゆえに芸能活動も最初の頃は楽しめなかったという。
「人前に立つのも苦手で、歌も苦手で。もともと保育士になるのが夢で、芸能界は夢ではなかったので、仕事が舞い込むことを素直に喜べなくて、不安でしかなかったですし、お仕事がしんどい時期は長かったです」
仕事が楽しめるようになった転機は、25歳のときに出演したフジテレビ系月9ドラマ『流れ星』だった。
「そのときに初めて企画書を見せてもらったんです。それまでは、やりたいかやりたくないかということではなく、次はこの作品が入っているからというやり方で何年も仕事をしてきたので、自分の気持ちで動き始めたら責任感が芽生えて。そうしたら、視聴率が気になったり、自分の芝居の反響が気になったり、感謝の気持ちもより増していきました」

