JR東日本は20日、ダイヤ改正の詳細について発表した。ダイヤ改正日は2014年3月15日。輸送体系の見直しにともない、寝台特急「あけぼの」が運転取りやめとなる。

寝台特急「あけぼの」定期列車の廃止・臨時列車化が正式に発表された

「あけぼの」は1970年、東北本線・奥羽本線など経由する寝台特急として誕生。その後、奥羽本線の一部区間で新在直通運転が始まったことも影響し、運行ルートが変更された。現在は上越線・羽越本線などを経由し、上野~青森間を結ぶ。

24系客車を使用し、A寝台1人用個室「シングルデラックス」やB寝台1人用個室「ソロ」、2段式B寝台のほか、運賃と指定席特急料金で利用可能な「ゴロンとシート」「レディースゴロンとシート」も連結。直流電気機関車EF64形(上野~長岡間)、交直流電気機関車EF81形(長岡~青森間)が牽引し、下り・上りとも12時間以上かけて走破していた。

JR東日本は、寝台特急「あけぼの」の運転取りやめについて、「ご利用の減少と車両の老朽化」を理由に挙げている。来年3月のダイヤ改正以降、「お客様の多い時期に臨時列車として運転します」とのこと。