2014年1月11日公開の映画『ジャッジ!』のレッドカーペット・セレモニー&舞台あいさつが19日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、妻夫木聡、北川景子、木村祐一、チャド・マレーン、脚本を担当した澤本嘉光、永井聡監督らが出席した。

映画『ジャッジ!』のレッドカーペット・セレモニーに出席した妻夫木聡(左)と北川景子

本作は、CMプランナーの澤本嘉光が手掛けた脚本を長編映画としてはデビュー作となるCMディレクターの永井聡監督がメガホンを執った作品。世界一のテレビCMを決める国際広告祭でグランプリを取らなければクビになってしまう落ちこぼれ広告マンの活躍を描く。

この日はレッドカーペットイベントにキャスト&スタッフ陣が登場し、その後に試写会前の舞台あいさつ。主人公の太田喜一郎役を演じた妻夫木は「最近は馬鹿な役が来るんです」と不満を漏らしつつ、「想像以上に面白くて、『ウォーターボーイズ』を見た時と同じ感覚に陥りました。ダメな男が一つのことを成し遂げる成長物語で、最後は喜一郎に感情移入して感動を感じられました。笑ってばかりだったのに、最後は感動した自分がいましたね」と満足げ。

その妻夫木扮する喜一郎の同僚でツンデレな大田ヒカリを演じた北川は「お芝居的に妻夫木さんを殴ったり蹴ったり罵倒するんですけど、最初は遠慮していました。そしたら監督さんが『そんなんじゃダメです。もっと強くやって下さい』と仰るので、結果的に何度もやることになり…。初めて暴力的な女性をやりましたが、これから開花していきたいですね(笑)」と初の暴力女役に満更でもない様子だった。

そんな2人について永井聡監督が「おふたりはすごく相性がいいんですよ。仲が悪い役なのに仲が良くて、『あんまり仲良くしない方がいいよ~』と思いながら見てました。2人が仲良くしてたから入り込めなかったですよ」とエピソードを明かした。すると妻夫木が「言えば良かったじゃん! イチャイチャしてたという振りやめてよ。普通に現場を楽しんでいただけだから!」と否定していた。映画『ジャッジ!』は、2014年1月11日より全国公開。