住信SBIネット銀行は18日、同行の口座を保有する全国の顧客を対象に実施した「お年玉に関する調査」の結果を発表した。それによると、今冬あげるお年玉の支払予定総額は過去4年間で最高額の2万7,328円となった。

同調査は、2013年11月26日から11月29日の期間にインターネット上で行われ、10代~60代の男女2,242人から有効回答を得た。

今冬、誰かにお年玉をあげる予定はあるかと尋ねたところ、68.4%が「はい」と回答し、昨冬より3.5%低い結果となった。反対に「いいえ」は31.6%だった。

お年玉をあげない理由としては、「あげる対象がいないから」が最も多く72.3%。次いで、「会う機会がないから」が21.9%、「収入(ボーナスなどを含む)が減ったから」が3.2%となった。

一方、お年玉をあげると回答した人に何人にあげる予定かと聞くと、「2人」が27.0%でトップ。以下、「5人~8人」が22.9%、「3人」が19.5%、「1人」が13.8%、「4人」が12.8%、「9人以上」が4.0%と続いた。

今冬あげるお年玉の総額は、「1万1円~2万円」が24.7%で最多。以下、「5,001円~1万円」が18.9%、「2万1円~3万円」が15.9%と続き、「10万1円以上」も1.4%いた。全体平均は2万7,328円で、昨年の2万6,143円と比べて1,185円増加し、過去4年間で最高額を記録。また、年代別平均は50代が最も多く3万5,128円だった。

今冬あげるお年玉の総額はいくらくらいですか?

お年玉をあげる対象と1人当たりにあげる金額を比較したところ、小学校低学年(1年~3年)は、どの年代でも「1,001円~3,000円」の割合が最も多く、全体で4割強を占めた。小学校高学年(4~6年)は、20代から40代で「1,001円~3,000円」(4割半)、50代・60代で「3,001円~5,000円」(4割)が多くなっていた。中学生は、全年代で「3,001円~5,000円」(4割強)が最多。高校生以上は、全年代で「5,001円~1万円」(5割強)が最も多かった。

今冬あげるお年玉の総額が昨冬より「増える」と答えた割合は25.2%(昨年25.4%)、「変わらない」は69.7%(同70.0%)となり、ともに昨冬と同程度となった。また、「増える」と答えた人にいくらくらい増えるのかと聞くと、「1,001円~3,000円」が25.3%、「5,001円~1万円」が24.3%、「3,001円~5,000円」が19.9%、「1万1円~2万円」が13.7%となった。

お年玉をあげる額が増える理由については、「あげる人の年齢が上昇したから」が59.7%、「あげる人数が増えたから」が28.2%と、自然要因が9割弱を占めた。

一方、「減る」と答えた割合は5.1%で、理由としては「あげる人数が減ったから」が79.0%で最多となった。このほか、「節約したい、または貯蓄にまわしたいから」は4.9%で昨冬より9.0%減少した。