日本流行色協会はこのほど、自動車のカラーデザインを顕彰するコンテスト「オートカラーアウォード 2014」の審査会を開催し、各賞を決定、発表した。同コンテストは1999年から実施されている。

「LEXUS IS 300h」

日産「キューブ 15X ロルブーセレクション」

フォルクスワーゲン「ビートルカブリオレ 60's」

グランプリ受賞者と審査風景

総合的に最も優れたカラーデザインに贈られるグランプリは、「LEXUS IS 300h」のソニックチタニウム(エクステリア) / トパーズブラウン(インテリア)に。担当デザイナーの北村陽一朗氏によれば、ソニックチタニウムはチタニウムの硬質なイメージをモチーフに若干ウォームな色調を付与し、よりダイナミックな陰影感を演出したという。

審査委員長の有元正存氏は、選考理由について、「今回はインテリアのデザインに力を入れたものが多かった。この背景にはライフスタイルオリエンテッドというデザインの考え方があるだろう。その一方、クルマの色の美しさ、かっこよさという方向もある。この2つの視点のせめぎ合いの結果、クルマの色の美しさを重視する方向になり、『LEXUS IS 300h』のソニックチタニウムが選ばれた」としている。

準グランプリには、日産「キューブ 15X ロルブーセレクション」のスオミブルー(PM) #RBK(エクステリア) / ロルブー(X)(インテリア)が、ファッションカラー賞にはフォルクスワーゲン「ビートルカブリオレ 60's」のデニムブルー(エクステリア) / ブラック&アトランティックブルー(インテリア)がそれぞれ選ばれた。