2013年度の高知県PRキャンペーン「高知家」第2弾として、歌手の岡本真夜が作曲、島崎和歌子が4年ぶりにボーカルを務めた楽曲「高知家の唄~ちゃぶ台と家族写真~」が制作され、同曲のプロモーションビデオが12日から「高知家」特設サイトで公開された。
同曲は、「ちゃぶ台を囲めば、誰とでも家族の間柄のように親しくなれる」という触れ合いを大切にする県民性を表現。高知県出身の岡本は、「みんなに愛されるあったかい曲を作ろうと思った」と振り返り、「高知の人だけでなく、全国の人が好きになってもらえたらうれしい」と同曲に込めた思いを語る。また、高知県観光特使を務めている島崎は、自身のデビュー20周年記念以来、4年ぶりに歌声を披露する。
作詞を担当するのは、高知家応援隊長のキャラクター・カツオ人間。切断されたカツオの後頭部からのぞく赤身が特徴で、高知県に関することを土佐弁で紹介する。一般公募により寄せられた家族エピソードなどをもとに作詞をしたが、ふざけた歌詞を勝手にツイートして岡本に怒られたり、締め切りを忘れて徹夜で作業したりなど、制作秘話がFacebookやTwitterなどで公開され話題となった。
完成したプロモーションビデオは、カツオ人間が高知県内の各地を巡り、高知家の象徴でもあるちゃぶ台をこっそり置いていくというもの。総勢430人以上の人々が参加し、自然な姿を捉えるために即興に近い演技で撮影を進めていった。ある日の早朝6時半、お酒に口をつけるシーンを撮影したところ、最終的には飲み会に。高知家らしい現場の雰囲気が、リアルな県民性を伝えている。