メディケア生命保険は11日、「家族の絆と老後の生活に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、10月18日から10月22日の5日間に、親・配偶者・子どもがいる40~59歳の男女を対象としてインターネットリサーチで実施し1000人から回答を得た。

老後に離れて暮らす子どもとの連絡手段で使いたい「LINE」は5人に1人、「Skype」は6人に1人

親との連絡・状況確認について、歳を重ね、自分がいまの親の年齢に追いつく頃には、今度は自分が子どもに状況を確認してもらうことになる。そこで、全回答者(1000人)に、自分の老後に子どもへ状況を知らせる(確認してもらう)ために使いたいものを聞いた。

まず、通信・インターネット関連のサービスについてみると、1位は「ケータイ・スマホの通話機能」(71.1%)で際立って高かった。また、「LINE(メッセージ・無料通話)」や「Skype(無料通話・テレビ電話機能)」は、親の状況確認に使いたいものを聞いた場合よりも回答比率は高く、「LINE」は5人に1人(19.9%)、「Skype」は6人に1人(17.3%)の割合になったという。近い将来、SNSでスタンプを送るシニアも多くなるかもしれないとしている。

老後の生活を考える余裕はなし 「現在の生活で精一杯」が7割

現在の状況について、老後の生活のことを考える余裕があるか、それとも現在の生活で精一杯か聞いたところ、70.4%の方が「現在の生活で精一杯」とし、「老後の生活を考える余裕がある」は29.6%と3割にとどまる結果となった。

その他の調査結果トピックス

  • 11月11日「介護の日」認知率5%、11月22日「いい夫婦の日」は87%

  • "配偶者との絆"が強い約8割、"子どもとの絆"が強い約9割

  • 親孝行は代々受け継がれる!?親孝行している人の方が親孝行されている傾向

  • 離れて暮らす親との連絡手段で使いたい 1位「ケータイ・スマホの通話機能」

  • 親の安否確認で使いたいサービス1位は「センサーによって確認できる見守り・安否確認サービス」

  • 親の安否確認のための通信サービス付き"家電"を5人に1人が使用希望

  • 老後の生活イメージ「不安」88%、家族との絆の強さが老後の不安を和らげる傾向

  • "自分の介護をしてくれる人がいるのか不安"6割

  • 老後の生活に対する意識"施設や介護サービスの利用"に大半は前向き

  • "配偶者の介護ができるか不安"8割近く

  • "配偶者に介護が必要になっても、自宅で一緒に暮らしたいと思う"7割

  • "将来、配偶者に介護が必要になったら、経済的に耐えられないと思う"4人に3人

  • 介護サービス利用に消極的な層 男性は女性の3倍以上に

  • 老後に夫婦で一緒にやってみたいこと同率2位は「ドライブ旅行」と「子どもや孫との旅行」、1位は?

  • 話題のJR九州「ななつ星」のような"クルーズトレインでの旅行"約3割が老後に夫婦で体験を希望