三菱自動車は1日、「第43回東京モーターショー2013」(東京ビッグサイトにて23日から一般公開)にて、SUVの機能性と安心感を象徴する新たなデザインを取り入れた、同社のクルマづくりの方向性を示す3台のコンセプトカーを世界初披露すると発表した。

三菱自動車は東京モーターショーに3台のコンセプトカーを出展

「Concept GC-PHEV」は、FRタイプのPHEVシステムを採用したフルタイム4WDの次世代ラージSUV。3.0リットルV6スーパーチャージドMIVECエンジン、8速オートマチックトランスミッション、高出力モーター、大容量バッテリーなどで構成するFRタイプのプラグインハイブリッドEVシステム(以下、PHEVシステム)を搭載するほか、新発想のインターフェイスシステムや、「ARウインドシールド」の導入など、新たな試みに取り組んでいる。

「Concept XR-PHEV」は、FFタイプのPHEVシステムを採用した次世代コンパクトSUV。ダウンサイジングコンセプトを取り入れた1.1リットル直噴ターボチャージドMIVECエンジン、軽量・小型・高効率モーター、大容量バッテリーなどで構成するFFタイプのPHEVシステムを搭載するほか、最適な走行モードを自動選択するPHEVシステムにより、燃費・航続距離を高めながら俊敏で軽快な走りを実現するという。ドライバーを主役として、運転を的確にサポートし、安全・安心を高めるコネクティッドカー技術も採用した。

「Concept AR」は、SUVの機動性をあわせ持つ次世代コンパクトMPV。ダウンサイジングコンセプトを取り入れた1.1リットル直噴ターボチャージドMIVECエンジンに、軽量なマイルドハイブリッドシステムを組み合わせて搭載し、SUVの機動性とMPVの居住性を融合させている。コンパクトながら6名がゆったりと乗車できる室内はラウンドスペースになっており、多人数で楽しめる、あるいは乗員が個々で楽しめるユニークなシートアレンジとコネクティッドカー技術によって、新しいカーライフを提案する。

なお、これら3台のコンセプトカーには、次世代の情報システムを活用したコネクティッドカー技術と予防安全技術「e-Assist」を組み合わせ、「危険を察知して安全機能を的確に作動させる」安全機能や、「故障や異常を早期に発見して修理やメンテナンスを促す」安心機能が採用されているとのこと。

「MITSUBISHI Concept GC-PHEV」(世界初披露)

「MITSUBISHI Concept XR-PHEV」(世界初披露)

「MITSUBISHI Concept AR」(世界初披露)