富山地方鉄道は17日、大型オールステンレス車両「モハ17480形」(旧東急電鉄8590系)の運用開始を発表した。11月2日に臨時運行を行い、翌3日から通常運用に就く。

富山地方鉄道に譲渡された旧東急電鉄8590系。「モハ17480形」として運用されることに

同社は2014年度末(2015年春)の北陸新幹線金沢開業を見据え、その受け皿となる2次交通としての鉄軌道の整備を進めている。今年7月、東急電鉄から20m級大型ステンレス車両(8590系)4両を譲り受け、富山地鉄の鉄道全線に導入すると発表。後に改造工事などが進められ、10月末頃までに工事が完成し、乗務員の習熟研修も終える見通しとなったため、11月上旬から運用開始されることになった。

モハ17480形のデビューは、11月2日午後に開催予定の「ちてつ電車フェスティバル2013」プレイベント。詳細については決まり次第、富山地方鉄道ホームページにて案内される。翌3日から通常運用が始まり、土日祝日15本、平日12本の電車に使用される。平日は急行運用(上市駅8時1分発の電鉄富山行、電鉄富山駅10時37分発の立山行)にも就く予定だ。

なお、同社は11月30日まで利用可能な「オールステンレス車輌導入記念1日フリー乗車券」を発売中。専用台紙と乗車券、プレミアムカードのセットで、価格は大人券3,000円、親子券4,500円。限定発売のため、完売次第販売終了となる。