籍のある企業ではないところに行き仕事をこなす「出向」。業種によっては頻繁にみられることもあり、給料や雇用形態などを事前に確認しておく必要があります。そこで今回は出向に関する情報をまとめましたので、参考にしてみてください。

■改めて、出向の意味

会社からの命令で、雇用関係にある会社に在籍したまま、関連する別の会社(子会社や親会社、グループ内の会社など)に出向いて仕事をこなします。出向した場合は、出向先の規則に従い行動する必要があります。

会社で出向の規定を定めている場合は突然言われることも少なくありませんが、本人の意思を聞いた上で決定されることも。左遷のイメージが強いですが、若いうちは現場での働き方を間近でみることで知識や経験を深める前向きな場合もあります。また、いずれもとの会社に戻ることもあれば、出向先でそのまま退職ということもありえます。

■給料はどこから支払われる?

籍のある、もとの会社から給料が支払われます。給料が上がるか下がるかは状況次第ですが、出向することで課長から部長になるなど昇進するケースもあります。出向先の仕事状況によっても異なりますので、事前によく確認しておきましょう。

■出向することのメリット、デメリット

親会社から子会社へ行くとマイナスのイメージが強いですが、もちろんそんなわけではありません。親会社での働きぶりが評価され、子会社の経営を持ち直すために出向することもありますし、子会社からヘッドハンティング的な意味で親会社へ出向することもあります。

出向先によっては引っ越す必要がでてくることもあります。職場の顔ぶれも変わりますから生活に大きく変化が出ることは間違いないでしょう。環境がかわることで新たな気持ちで仕事に取り組むことが必要です。