誰にでも「これだけは!」という必需品があるもの。流通システムが発達し、スーパーマーケットや通信販売などでほとんど何でも手に入る日本ですが、それでも地元を離れるとなかなか手に入りにくいものもあるのではないでしょうか。今でも母国から送ってもらっているものがあるか、日本に住む20人に外国人に聞いてみました。

■ありません(チュニジア/40代後半/男性)

■日本で買えますのでありません(フィリピン/40代前半/女性)

■日本に何でもあるので、今でも送ってほしいものは特にないです(中国/20代後半/女性)

半数の人が「特にありません」と答え、「日本に何でもあるから」とその理由を挙げました。日本の多くのものは中国製ですから、中国の人にとっては母国とあまり違いがなかったりするのかもしれませんね。

■払うべき税金の書類のみです(ギリシャ/30代前半/男性)

お役所に提出する書類。日本での在住歴が長くなり所得があるとなると、日本でも税金を払わなくてはなりません。ダブルでの納税はちょっとキツそうです……。

■食器を乾燥させるようの布とプロポリス抽出物(ブラジル/30代後半/男性)

スポーツ用品のドライタオルみたいなものでしょうか。プロポリス抽出物はブラジルでは一般的な健康食品ですが、これは日本にもありそうです。でも、市販のものは含有量などが違うのかもしれませんね。

■アルパカのセーターやマフラー(ペルー/40代前半/女性)

これからの季節に重宝しそう。日本で買ったらベラボーな値段でも、ペルーで買えばそこまで高くはありません。

■ほとんどは服ですが、たまにポテチなど懐かしいものを送ってもらいます(アメリカ/30代後半/男性)

中国と並んでアメリカ製品は日本で手に入りやすいかと思っていました。アメリカのポテトチップスも輸入食品店などでよく見かけますが、日本には輸入されていないフレーバーのものがあるかも? 送料を考えるとものすごく高いポテトチップスですね。

■コーヒーとチーズ(オランダ/30代前半/男性)

チーズ王国、オランダの人らしい回答。オランダでのチーズ生産量は毎年6億5千万キロだそうで……。

■あります。タイの料理のソースです。例えばひき肉のバジル炒めソースとか、タレのソースとか。後は読みたい本とかと送ってもらっています(タイ/30代後半/女性)

気持ちは分かります。以前は輸入品と現地で買うのとでは値段に大きな差がありましたが、最近は日本でも廉価のものが売られるようになりました。でも、お気に入りのブランドのものがなければやはり送ってもらいたいのかも。

■調味料関係のもの(唐辛子の粉、お汁用の醤油、ごま油など)(韓国/30代後半/女性)

これも送料を考えると日本で調達した方が良さそうな気がしますが、やはり母国から送ってもらわなくてはならないほど、味に違いがあるのかもしれません。そういえば、パリのアジア人街では大きな韓国食材店があり、韓国人はもちろん日本人や中国人にも大人気でした。韓国食材はなかなか万能ですね。

■クリスマスの時期には、母の手作りクッキーや食べ物(スウェーデン/40代後半/女性)

絶対に代用品が見つからないものですね。母の味は遠くにいても決して忘れないものですし、また、多くのヨーロッパ人にとってクリスマスは特に大切なイベント。これはもう是が非でも実家から送ってもらうしかありません。

みなさんも、もしも自分が長く海外に住んでいるとしたら、日本から何を送ってもらいますか?