自分自身の就活スタイル意識調査

電通総研は、2014年度内定者(内々定者)の大学4年生及び大学院2年生を対象に、就職活動が企業やブランドに及ぼす影響について調査した。調査は8月30日~9月1日にかけて実施し、560名から有効回答を得た。

就職活動は自分自身で切り開くと73%が回答

まず、就活スタイル意識について調査では、73.2%が「就職活動に必勝法などなく、自分自身でやり方を切り開いていくものだと思う」と、回答。また58.6%は「就活は多少はズルも必要だ」とも回答している。2014年度内定者(内々定者)は、就職活動に対して非常にアグレッシブな姿勢で挑んでいたようだ。

就職活動は第三者評価を重要視する傾向に

次に、就職活動中に実際にやったこと・経験したものについて尋ねたところ、51.6%が「企業のネガティブな情報をWeb上などで検索したことがある」と回答した。また、22.9%が「友人や知人の口コミに影響されて選考に応募した企業がある」と回答しており、就職活動においては第三者評価を重視する傾向が見られた。

就職活動中に実際にやったことがあるもの・経験したものは?

就職する企業規模は気にしないと62%が回答

次に、企業選びの意識について調査した。大企業で働きたいか、企業規模は気にしないか尋ねたところ、企業規模は気にしないと62.1%が回答。企業選びは、規模や収入等など分かりやすいスペックだけではなくなっていることがわかる。

続いて、企業の採用活動を通じたコミュニケーションの中で、その企業へ親近感がわくものについて尋ねると、50.7%が「選考過程ごとのきちんとしたフィードバックをくれる」と回答。また、36.1%が「学生からの質問に対する返事が早い」と回答しており、企業対個人の関係を感じられることに親近感を得ているようだ。

企業の採用活動を通じたコミュニケーションの中で、その企業へ親近感がわくものは?

男性は給与、女性は雰囲気を重視

次に、就職先の企業を選ぶ際に、どのような点を重視していたか聞くと、全体としては「仕事内容」や「業界・職種」、そして「勤務地」などのポイントを重要視している傾向が見られた。

しかし、「社風・職場の雰囲気」については、男性が35.4%であるのに対し、女性は57.5%が重視していると回答。「給与水準」では、女性が14.3%だったのに対し、男性は23.9%だった。男性は現実的な数値を重要視し、女性は雰囲気を重要視しているようだ。

は就職先の企業を選ぶ際に、どのような点を重視していましたか?